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野菜の野草化に関して人間の栄養学より考えたこと

私は野菜を野草化させる試みをしている。
なぜなら、野の野草はこうも強くエネルギーに充ち、美味しいからだ。
しかも自然に生えて手間がかからない。
上記の写真はスベリヒユ。これこそ野菜の野草化の今ある形だ。

スベリヒユは古来日本でウマヒユと言われ美味しい野菜として扱われてきた。現在でも東北ではスーパーに野菜として売っているそうだ。

オメガ3が豊富で栄養価が高く、食感も味もよい。そんなスベリヒユは畑の雑草として自然に生えている。

なぜほかの野菜も野草のように育てられないのか。
野菜だってそもそもは野草で、そこから品種改良されて園芸品種となっているわけだから、野菜だって野草のように育つはずだ… というのが、私が畑を始めた動機である。

福岡正信さんの本や色々な自然農や有機栽培の書籍を読み、庭でここ半年ほど実践してきた結果をみると、留意するポイントは土壌細菌にあるといえる。

植物は土壌細菌のない所では根から養分を吸収できない。いくら肥料をやっても吸収できないから、太らないし病気になる。

私はダイエットと健康管理の目的で時々フィットネスでボディビルをしている。
筋トレと栄養と休息を考えて実行するのだが、糖質制限をすると便秘になるため色々と工夫している。糖質制限中でも食べられるのが食物繊維であるオーツ麦のふすまだ。

人の食事と畑の食事の仕組みは同じだ。

オーツ麦のふすまは腸内細菌の餌となり豊富な水溶性食物繊維とあいまって水を保持し便通を促す。健康な腸内細菌ごうは免疫力を高め気分を良くし健康を増進する。

畑に堆肥としてまく米ぬかは土、壌細菌の餌となり雑草堆肥は土壌の保水力を高めて根の吸収を高め丈夫で生き生きとした作物を作る。

化学肥料は作物を大きくするが、腐りやすい窒素が増えると病気が増える。病気が増えると虫が増える。農薬をまくと虫が死に土壌内最近が死ぬ。作物は根から栄養を吸収できなくなる。
化学肥料をまいても作物は育たなくなる。

ボディビルの基本は健康的な食事だが、プロテインやビタミン剤などのサプリも摂取は奨励されている。サプリは農業でいえば、合目的的に栄養過多にする化学肥料に匹敵することを忘れないようにしたい。

畑に関しても同様、追肥の必要な白菜などは注意して施肥したい。

畑や自然と対面することが、自らの健康維持管理の気づきともなったため、覚書として記してみた。

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