【日本ハム】新庄監督を見て、30歳中間管理職が思うこと
こんばんは。
プロ野球の日本ハムの新監督に新庄剛志さんが就任され早くも1週間ほど経過しました。
私はTVのない暮らしをしているので、少し出遅れましたが、Youtubeに上がっていた記者会見動画や過去の新庄氏の特集動画などを改めてみて、感銘を受けたので今回ブログに書こうと思いました。
新庄さんへの勝手なイメージ
派手で目立つこと好き、とにかく破天荒な印象がありました。
新庄さんが現役としてプレーしていたのは、自分が小学生~中学生でまさに野球の練習に明け暮れていたころ。阪神からメジャーリーグに移籍し、それから日本ハムに帰ってきて、スパイダーマンの被り物をしたり、何かにつけてTV報道を意識したようなファンサービス、オールスターでのホームスチールなど、派手な人だなーという印象を持っていました。
実家に「プロ野球選手がどのような小学生時代を過ごしたか?」みたいなマンガがあり、松井秀喜やイチローなどと並んで新庄選手も紹介されていたので、なんとなくの人となりは知っていましたが、当時カープにぞっこんだった私にとっては「派手な他球団の選手」くらいなイメージでした。
そんな新庄さんでしたが、今回会見を見たり、改めて調べる中で30歳を迎えた私にとって非常に学ぶべき点が多い人物だなと思ったのでまとめさせていただきます。
①「夢はでっかく、根は太く」
新庄さんのモットーだそうですが、とにかく基礎にこだわる姿勢だそうです。気になってWikipediaも調べたのですが、なんとプロ野球選手になってから一つのグローブを手入れしながら10年以上もプレーしたほど、道具を大事にする選手だったようですね。
これには幼少期の父の教えや、数々出会った恩師の影響だそうですが、その姿勢を貫き通しているのが本当に素晴らしい人だなと思いました。
社会人にも通じる部分ですが、革靴をきれいにする、雑務を怠らない、経費精算などの書類処理を丁寧に行う、など日々の地味なタスクって結構あると思います。
でかい夢を語るだけ語って、足元の小さな業務をおろそかにしている人を誰も応援しようとは思いませんよね(笑)それと同じで、会社員でも、家庭生活でも地道なことを丁寧にやる姿勢、モノを大事に扱う姿勢というのは持ち続けたいなと思いました。
②優勝は目指さない。一日一日、自分に勝つ
「目標は優勝ですか?」と質問されての回答でした。
シーズン開幕の3月・4月ごろから10月・11月のシーズン優勝、日本シリーズなどを目指していたら、とてもではないが息切れしてしまうので、そうではなく一日一日を大事にする、というコメントでした。
高すぎる目標を抱えても選手は疲弊してしまうだけ、それよりも着実に一日一日を過ごすことが大事で、印象的だったのは「自分に勝つ」という表現でした。
新庄さんがインスタで選手に対して、自分の肉体改造画像のBefore・Afterを載せ、「自分も8か月でこれだけ変わったんだから、みんなも2月のキャンプまでに変わろう」という趣旨の発信をしていました。
まさに自分を変えるには、毎日自分に勝ち続けるしかありません。そのために必要なのは高い目標ではなく、一日一日、勝つための努力と継続する意志の強さだと思います。
③周りを楽しませて、自分も楽しむ
エンターテイナーとして、注目を集めファンを増やすという新庄さんの姿勢や奇抜な恰好や言動でニュースをにぎわすのは、ただの目立ちたがり屋なのか?と思っていましたが、調べれば調べるほど「利他の人」なんだなということに気づきました。
「自分さえよければいい」という感情が一切ない人なのだと思います。自分は後回し、とにかくプロ野球界を良くしたい、チームを良くしたい、選手にもっと輝いてほしい、という本心で動いている人なのかなと。
ちょうど私が読んでいたのが「貞観政要」という帝王学の本だったのですが、ここで書かれていた優れたリーダーの究極系として「無私」がありました。自分の利益を求めず、国王として人民の幸福・利益を追求する、組織の長としては組織の部下の利益を追求する、企業人としては顧客の利益を追求する、という姿勢。
そこまで徹底した利他の姿勢、無私の実践はなかなかできるものではありません。前提として満たされている人でなければできません。人は自分が満たされてはじめて周りの人に施し与えることができるものです。
その点で言えば以前からスーパースターとして成功を収めた新庄さんは既に満たされた人であり、無私の境地で利他を追求するのも不可能ではない気がしてきました。
おわりに
まだ監督に就任したばかりで、これからどうなっていくかはわかりませんが、過去不人気だったパリーグを盛り上げ、北海道に野球ファンを増やし、プロ野球界全体を明るくした功績のある新庄さんなら、今のプロ野球界に大きな変化をもたらすのでは?と期待しています。
また、私もまた一企業の東京営業所という10人ほどのチームで、所長が交代するというタイミング。今までとは何か変化を起こさなければ、と思う今、新庄さんと似た境遇にいると勝手に共感を抱いています。
これから新庄さんの動きに着目しながらも、私も一日一日、自分に勝ち続けて変化していきたいと思います!
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