詩「蓋」
心の中に蓋がある
開けばきっと 自分を見失うような
開かない限り 自分が隠されているような
世間との擦り合わせ
日々の歯車と化すべき自分のために
溶ける暇なく積み重ねられていく悲しみを
抑え込む 蓋がある
いつしか 蓋の存在さえ忘れ
偽りのみが残されて
仮面を被ったままに死ぬ
いいなと思ったら応援しよう!
読んでいただき、ありがとうございます。
良ければまたいらしてください。
心の中に蓋がある
開けばきっと 自分を見失うような
開かない限り 自分が隠されているような
世間との擦り合わせ
日々の歯車と化すべき自分のために
溶ける暇なく積み重ねられていく悲しみを
抑え込む 蓋がある
いつしか 蓋の存在さえ忘れ
偽りのみが残されて
仮面を被ったままに死ぬ