見出し画像

宮崎日日新聞の社説が矛盾とイデオロギーに満ちていて、読むところがないよな、という話。

現在は、高齢の年寄と宮崎市に住んでいて、その年寄が昔からの宮崎日日新聞を読んでいます。おそらく半世紀は一度も解約もせず購読してます。

読んでいるといっても、最近は相撲が始まればその星取表を見るのが楽しみで、野球が始まれば試合結果と順位表を眺めて、その他、テレビ覧や知り合いに亡くなった人がいないかを確認して、ボケ防止のために間違い探しやクロスワードで時間を潰している、という感じです。

その年寄でさえ、「最近の宮日はひとっつも読むところがねぇ」と言っていますw

毎日家に置いてありますが、関心のあるニュースはネットで流れてきますので、私もほとんど読んでないです。個人的にはいつでも解約しても良いのですが、年寄りにボケられても困るんでそのままにしてます。

正月の3日に 宮崎日日新聞の正月の紙面がちょっとひどいのではないか、と思った件。という記事を書いたのですが、最近は時々一面を使ってノスタルジー作文を載せるようになっています。

宮日も SDGs を叫んでいますが、それこそ紙の無駄なのでそういう記事を減らして、資源を無駄にしない方が良いのではないでしょうか? 持続可能な開発目標なんて言っても、宮崎ではそんなに開発も進んでないですし。

それよりも、県として「持続可能な人口目標」のほうが大事だと個人的には思っています。もうすぐ100万人切って、県として持続できるかも怪しくなってきてますし。

宮崎県の人口推移 宮崎県のHPから

あまり読むところがない、と私も思っているものの、家にあるのでごくたまに社説でも読んでみようかと思うことがあり、最近も読んでみました。が、結局左派イデオロギー作文だな、という感想しか出てきません。

2月25日の社説では、政策よりも野党共闘を先行させろ、みたいなことを言ってます。

 一方、安保や憲法改正では自民と考え方が近い維新の馬場伸幸代表は党大会で、「是々非々主義」の政党であることを改めて強調した。正論に聞こえるが、立民同様に政権交代を目指す以上、まずは野党共闘を先行させるべきだ。その観点で言うと、児童手当の所得制限を撤廃する児童手当法改正案を立民と今国会に共同提出したのは評価したい。

 残念なのは、立民と維新の枠組みに国民民主が入っていないことだ。党大会でも確認した「対決より解決」の路線は、野党より与党との協議を優先させるということか。そうであっても、丁寧な国会審議への責務はあるはずだ。

https://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_69686.html

政策の一致もなく、共闘だけしてどうするんだよ、と私などは思いますし、前回の衆議院選挙でも共産党なんかと共闘したから立民は負けたんだろ、と思いますが。

一方で、3月1日の社説では自民党大会のことについて記述しています。

大会で採択した2023年運動方針は、立憲民主党や国民民主党の支持団体である連合や友好的労組との「連携強化」を明記した。支持基盤を広げ、野党分断を図る狙いだろう。

 運動方針はウクライナ侵攻や原油高・物価高騰を挙げて「わが国は戦後最大級の難局に直面」していると指摘、防衛力の抜本的強化などを政権の成果として強調した。しかし、個別政策の具体策は乏しい。首相は「政労使が共通の認識を持ち、構造的な賃上げを実現する」と述べたが、民間の賃上げは労使の交渉で決まるものだ。少子化対策の具体策や予算措置にも触れなかった。首相秘書官の差別発言で浮上したLGBT理解増進法案への言及もなかった。

 一方、憲法改正を巡り「時代は早期改正を求めている」と強調。「野党の力も借りながら、国会の場での議論を一層積極的に行う」と述べた。これも保守層の支持を得る狙いとみられる。しかし世論調査で政策の優先順位を聞くと、改憲の順位は低い。これこそ国民の声に謙虚に耳を傾けるべきではないか。

https://www.the-miyanichi.co.jp/shasetsu/_69686.html

国会の話であるならばともかく、党大会で自党の優先順位の高いことにだけ触れることには別に問題もないですし、ほとんど政敵のイチャモンレベルです。

「友好的な労組との連携」を、「国民の声に耳を傾けている」とするのではなく「野党の分断を図る試み」だとして否定しておいて、優先順位の低い憲法問題については「国民の声に謙虚に耳を傾けるべき」と言ったりして、見事に矛盾に満ちていて、逆に面白いです。

3月3日のコラムについては、あまり意味も分かりませんでしたw

この Note では何度か言っている通り、宮崎県では大企業従業者より県庁職員のほうが多い、といういびつな就業構造をしていて、新聞記者というのは公務員ではないものの、その行動や思考は公務員に近い人も多いのでしょう。

しかし、公務員労組や新聞労連のイデオロギー、と言うのはやっぱり世間離れしていて、人気がないわけですよ。

民主党政権では、「労働者の味方」のはずの労組よりの政党が政権取ったのに、事業仕分けだけやって経済がめちゃくちゃになって失業者が増えたのを有権者は鮮明に覚えてるわけですよ。政権を奪われて10年経ってなお、まともな経済政策すら提示できない野党など支持されるわけがないでしょう。

毎月安定した給料をもらえている人達からすると全く実感できないような世界があって、その人達の声に耳を傾けるべきは、社説を書いてるデスクなんじゃないでしょうかね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?