見出し画像

WBC優勝翌日の宮崎日日新聞は社説、コラム、紙面のどこにも「宮崎ではWBC決勝の地上波放送がなかった」ことを一言も書いておらず、ふざけるなよと思った件。

WBCの決勝から一夜明けても、日本のテレビメディアはWBCの決勝の話題一色でした。たまたまつけていたテレビ番組で、今日は一般紙の紙面もWBC一色で、社説コラムもWBCのものばかりだという話をしていました。

我が家でも宮崎日日新聞は、年寄の暇つぶしのために購読しているので、さてどうなのかと思い見てみました。

先日、宮崎日日新聞の社説が矛盾とイデオロギーに満ちていて、読むところがないよな、という話。ということを書いた通り、年寄りのために購読を打ち切らないでいるのに、その年寄にさえ「読むところがねぇ」と言われる始末で、私自身も普段はほとんど紙面は読みません。

ですが、やっぱり読まなきゃよかったなと言う感じでしたw その社説はWEBで公開されています。

宮崎市のパブリックビューイング=写真、職場や家庭で、熱戦に見入った人も多かっただろう。

宮崎日日新聞社説 2023年3月23日付け

地上波がやってないのに、どうやって職場や家庭で観るんだよ、という感じです。イデオロギー社説やノスタルジー作文で食ってるあなた方は宮日社内にケーブル放送でも導入しているのかもしれませんが。

病院に入院している人や施設に入所している人や、その他自宅外で仕事している人はケーブルテレビなどはない環境でしょうから、他県と比べると圧倒的に観ることができない環境であったはずです。

パブリックビューイングの記事には集まった人たちの写真も載っていますが、見るからに高齢者ばかりです。まだコロナも完全に終息宣言が出たわけでもないのに、マスクしてわざわざ高齢者がこんな人混みに出てくるのには理由がある訳です。地上波でWBCが自宅で見られないんですよ。

自宅でWBCが見られない人の事を少しくらい書いてあるかと思いましたが、今日の宮日の地域欄を見回しても、一言も書いてありませんでした。なぜPVに来たかのインタビューぐらいすれば「自宅のテレビでやってないから」と答える人も何人もいたでしょうに。

宮崎日日新聞紙面 2023年3月23日付け

私なら「県民声援、歓喜 PVに300人」ではなくて、「県民失望、地上波放送なし PVで提供」とタイトルを打ったコーナーを作りますけどね。

宮崎日日新聞は宮崎ケーブルテレビの株主でもありますし、地元メディアの状況も大っぴらには批判もできないんでしょうか。

営利追求だけでなく、スポーツとしての公正さを大事にしてほしい。

宮崎日日新聞社説 2023年3月23日付け

宮崎日日新聞の社説デスクには
「営利追求だけでなく、メディアとしての公正さを大事にしてほしい。」
とも申し上げたいですね。

先日の社説批判の記事にも書いた通り、毎月安定した給料をもらえている人達からすると全く実感できないような世界があって、その人達の声に耳を傾けるべきは、社説を書いてるデスクなんじゃないでしょうかね。読んでる人もほとんどいないから、批判も全くされないのかもしれませんが。

情報流通を制限することによって、阿漕な小銭稼ぎをしていることで、県民の生活充実度を下げ、県外の人にはネタにされるなどして、さらなる若者の流出人口減少など地域の衰退をもたらしていることに、地元メディア自身が気がつくべきです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?