宮崎県は、大企業従業者比率が全国で最低レベルで低く、農業や観光業など労働生産性の低い産業の従事者が多く、県民所得も全国的にもかなり低い水準にあります。
業種別の労働生産性の中央値を見ても、宮崎に存在するのは以下の図では右側にある産業ばかりです。農業は記載がありませんが、「宿泊、飲食サービス」並かそれ以下です。
ですが、そういった産業に従事している人に「あなた方の産業は労働生産性が低い」とか「中小企業は労働生産性が低い」という言い方をすると、大きな反発を招きます。「労働生産性」という言葉が、労働者の能力や努力の高低を連想させるからということもあるでしょう。
そこで、似たような言葉で、「資本集約度」という言葉を使って、
「宮崎の資本集約度を改善しよう」
などと、といってみてはどうかと思う訳です。
言葉を変えたからと言って、地方の「労働生産性」の低い既得権団体がすんなり受け入れるはずもありませんが、あまり耳馴染みのない言葉で「ネガティブな印象がまだない言葉」を使ったほうが、それ以外の世間一般には受け入れられやすいかもしれません。
ということで、ChatGPT に資本集約度の概要について教えてもらいました。
Q. 資本集約度 とはなにかを教えてください
Q.一般的に言って、資本集約度が高い産業とはなんですか?
残念ながら、宮崎には県北の旭化成か、宮崎市のホンダロック、日機装程度ということになるでしょうか?
Q. 逆に、一般的に言って資本集約度が低い産業とはなんですか?
見事に宮崎の地元メディアが「基幹産業」と呼んでいるような労働生産性の低い産業ばかりです。
Q. 宮崎県には資本集約度が高い産業の企業が極めて少ないことが問題だと思います。
ChatGPT だと、宮崎県の「主要産業」や「成長産業」は農業や観光業だなどと言い始めるのが個人的には気に入らないのですが、この「資本集約度」という定義の違う言葉を使うと、そういうことはあまり言わなくなりますね。
Q. いいえ、現在の宮崎県政は、資本集約度の低い産業の既得権者が、資本集約度の高い産業を誘致する努力をほとんどしていないと思います。
JAに言われるままに、大相撲の初場所やWBCのキャンプに宮崎牛の贈呈にだけは登場する県知事ではあまり期待できないですが。