2022年宮崎県知事選挙。中間情勢では現職がリードらしい。
今週末に投票日を控え、選挙期間の中間の日曜日に、共同通信と地元宮崎日日新聞の情勢調査が出ていました。
どちらも、中間情勢においては、現職の河野俊嗣氏がリードしているという状況のようです。まぁ、そうでしょうね。
個人的には、現職は全く支持しないので入れませんが、他の二人に積極的に入れたいか、と言われればそうではないのが厳しいところです。
東国原氏については「ものすごく嫌いな人」と「別に嫌いではないという人」にはっきり分かれている感じですが、大多数を占める「別に嫌いではない人」という人たちの中には、圧倒的な今更感が漂っている感じがします。
御本人は、1期で退任した理由について、口蹄疫の対応で種牛を退避させたことで「業界団体から行政訴訟を起こすと言われた」、とおっしゃっていましたが、いやいやそんな感じで1期でやめたわけではないでしょ、という印象ですよね。
在任期間中に、当時下野していた自民党の古賀誠氏と会談して、「自分を総裁候補にするつもりがあるのか」といってみたり、任期満了後に東京都知事選挙に立候補し、また維新の会から国会議員に立候補し当選するなどしたわけです。
これらの経緯を見て、この人は自分個人の政治的な地位向上のために、まだまだやるべきことがあるのに途中で県政を投げ出し「宮崎を踏み台にした」良くも悪くも芸人だ、と宮崎に住み続けている多くの人には印象付けられています。
むしろ、あとから取って付けたような訴訟リスクではなく、宮崎県知事では飽き足らず、「立身出世の欲が出た」くらいのことを言ったほうがまだ腑に落ちる感じがします。訴訟リスクくらいで辞めるのであれば、今度もまたそれが理由で辞めるかもしれないわけですし。
私のような「現職では向こう4年間宮崎が更に衰退する確率が100%だ」と思っていて、東国原氏が嫌いなわけでもない人間でさえ、東国原氏が掲げる政策にはあまり取り上げる点もなく、むしろ現職が再選するより混乱が深まり県政が悪くなる確率が80%以上あるのではないか、と危惧するくらいですから。
現職に禅譲するように退任して、12年も経って再度立候補するのに、具体的な問題点や対処作を示さず「宮崎が元気がないからどげんかせんといかん」では積極的に支持できないのもわかります。
スーパークレイジーくんについては、県で「個人商店を支援する」、と言っている時点で無理ですわ。
とは言え、前回の2021年衆議院選挙では、中間の情勢調査どころか、大手メディアの当日の出口調査さえ全新聞・テレビ局の調査が「自民苦戦」を伝えていたのに、全部票が空いたら自民圧勝だったということもありましたので、当日までどう動くかは最後までわかりませんね。
私は、前回は共産の対抗馬一人でしたから棄権しましたが、今回は当日まで考えて白票かもしれません。