鹿児島県が中小企業再生のため、ゼロゼロ融資の求償権を知事承認のみで放棄可能な条例提案。宮崎県は絶対真似すんなよ、という話。 

このNoteは一応「宮崎県政ウォッチ」ですが、お隣の鹿児島でびっくりするような条例が提案されたようです。

 鹿児島県は21日、新型コロナウイルス対策として実施した中小企業支援策の実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済本格化を控え、条件を満たせば県信用保証協会など保証機関が企業に対して持つ求償権を、知事の承認のみで放棄できるようにする方針を示した。スピード感を持って中小企業の事業再生を進めるのが目的。

 求償権の放棄は原則、地方自治法に基づき議会の議決が必要。手続きを変更する関係条例制定を6月定例会に提案している。  

県中小企業融資制度では、企業が債務不履行に陥った場合、保証機関が企業に代わって弁済する一方、企業に対する求償権を得て順次回収している。今後、事業継続が困難になる企業が増える恐れがあるとみて、企業による産業競争力強化法などに基づく事業再生計画策定や、地域経済の振興に役立つといった承認の条件を整えることにした。

上記記事から引用

いやいやいやいや、これはいくらなんでもだめなんじゃないでしょうか?救うべき企業であれば、議会の議決くらいは通すべきです。議決をスピードアップすればいいのではないでしょうか?

コメント欄でも、さすがに物の道理が分かる人が「それはだめだ」とコメントしてます。

わざと返済しないで代位弁済されて、求償権放棄してもらって借金チャラにするとか・・・
まぁ、その後の借入ができなくなるから、さすがにしないか・・・

借金しないで身銭をきって何とかやってるひとからしたら馬鹿馬鹿しくてやってられないよ。借りたもん勝ちは駄目だよ。

国等から金がくれば良いけど
県の予算から補填するのは 県民怒る場面ですよ

これはないよ!真面目に返済するのが当たり前だし、返せないなら自己破産しなさい!これは、酷いね

ひどいな。約束の反故にも程があるぞ。

ほんと借りたもんがち、じゃあ知事が肩代わりすれば、ほんと馬鹿すぎる

上記記事のコメント欄から引用

お隣の鹿児島でも、コロナ後の経済についてはかなり深刻になってきているようです。

宮崎が、経済環境において鹿児島に勝っている点など殆どありませんから、今後同様の議論が行われるかもしれません。

県外出身の自治省の役人の承認だけでそんなことを決めてしまう条例なんて、絶対だめだと思います。都合の悪いことはまた隠蔽しそうですし。

でもなぁ、となりの県でこういうことが決まっちゃうと、さっさと前例にのりそうで怖いわ、今の宮崎県政。ハードランディングよりもモラルハザードを平気で選びそうですよね。

追記です:

地方公共団体の首長の判断だけで債権放棄が可能になることのリスクを ChatGPT に聞いてみた件。|宮崎県政ウォッチ (note.com)

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