古着が趣味になりそう
彼女と別れてから気づいたことがある。土日が暇だということを。暇になるてことを知っていたはずなのに。いざ本当に暇になると、こんなにも暇なのかね!と叫んでしまいそうなくらい暇なのだ。4行の文書に5回「暇」という文字が出るくらい暇なのだ。これで7回か
まぁそんなこんなで友達たちは何をして過ごしているのかとInstagramを開いてストーリを見てみると、子供の投稿が多めだった。やかましいわ
…間違えた。幸せそうでなりよりですと。思いながら携帯を布団に投げつける。まぁ中にはプロスピやドラゴンボールのアプリの投稿などしている友達もいて、それにひたすらハートを送りつけた。
子供の投稿が多めのインスタ見ると、置いていかれたか感が半端ない。自分はこのままでいいのだろうかと嫌でも思わされてしまう。
まぁそんなこと思ってしまっても仕方がないので、何かしようと思い探していると、「古着」というキーワードを見つけた。
私はファッションなんて着れれば何でもいいと思うタイプではある。だからこれまで見る気もしなかったが、以前から、さらば青春の光の森田さんがやっている「五反田ガレージ」というチャンネルを見ていた。そのチャンネルでは色々なことをやっているが、古着DIYという「古着」と「DIY」を掛け合わせた投稿が多かった。今までは森田さんのトークが面白くて、あまり古着に注目してこなかったが、改めて見てみると面白いし、かっこいいと思ったのだ。
なので、よし古着屋でも回ってみようかなと思いついた。でも1人は嫌だなと思った。基本的に1人で行動するのは、別に大丈夫なのだが、古着屋って店自体そこまで広いわけでもないし、店員と一対一になる可能性が高く、何となくソワソワしてしまう。それに買わないといけないかなと思う気持ちもあるし、客観的に似合ってる、似合ってないの判断をしてくれる人が欲しいなと思った。
そこで最近いつも誘っているK君に声をかけたのだが、今日は結婚指輪を取りに行くから無理だと断られ、うるせぇよ…とか思いながら笑
「幸せになれよ。馬鹿野郎と」と返事をした。
他に誘える友達も思いつかなく、仕方なく1人で古着屋に乗り込んだ。
携帯で住んでいる地域の古着屋を調べてみると、思ってたよりも数が多く、無人販売店の店を見つけた。「お、ここならいいじゃん」と考え店へ向かい、扉を開けると「いらっしゃいませ」と声をかけられ、何だよ無人じゃないじゃないかと思った。パッと左をみると美男美女のカップルとかいたりして、「いいですな!お似合いですわ!ユニクロにでも行きなさい」とか思いながら服を見てみる。
あーこれが「リバースウィーブ」何だなとか最近身につけた古着用語を頭の中で思いながら一通り見た。もっと見たいけどなんとなく居続けれなかったので店を出る。でも自分でも以外だったのだが心が躍った。古着を見るの楽しいと思えたのだ。
店を出て店の外観をよく見ると2階に無人販売とういう文字が書いていて、こっちかよと思い2階にあがる。そこにはおそらく大学生であろう6人組の男がいて、楽しそうにこれどう思うとか話していた。これはシンプルに良いなと思い、すぐに店を出た。
それで調べるとこの周辺にあと何店舗か店があったので、せっかくなので回ることにした。
4店舗目ぐらいの店は客が僕しかいなく、入るか少し迷ったが、勇気出して入ってみた。すると店員さんに良かったら着てみていいんでと言われる。店員さんに感じを見ると、優しそうな方だったので、色々聞いてみようかなとも思ったが、なんとなく何も聞けないまま店を出る。次は声をかけてみようかな。
それで色々回って最後に古着ではないけど、アメカジを中心とする店へ辿り着いた。薄々と感じていたけど、その店で確信を得た。「あ、俺アメカジ好きだわ」とかっこいい服だなと思えたのだ。
これが本当に嬉しかった。以前1人キャンプをしようと店を回ったが、その時は何も心が踊らなかったのだ。今回もそうなると嫌だなと思っていたのだが、心が躍ってくれた。いい趣味になりそうだと思った。
そこの店は夫婦で経営されていて、古着というわけではなかったがご親切に色々教えてくれた。そいで結局古着という訳ではないがこの店でパーカーとロングティーを買って1日が終わった。
初めて服でいい買い物をしたなと思えた。帰ってからまた五反田ガレージのYouTubeを見て、こんな服買いたいなと思ったので、また近いうちに古着買いに行くと思います。行ってみたい店も見つけましたし。沼にハマりそうだ。お金が心配ですけどね。