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届かない言葉
ChatGPTにあれこれ言ってるうちに詩になってしまいました。
言葉が届かない瞬間ほど、世界が静かに感じられることはない。
目の前にいる人が、ほんの少し視線を逸らしただけで、僕の声が空気に溶けて消えていくのがわかる。言葉は、なんて脆いんだろう。
「ありがとう」って言えば、全部伝わると思ってた。
「ごめんね」って言えば、それで帳消しになると思ってた。
でも、そんなのは自分を慰めるための方便でしかなかったんだ。
本当に伝えたいことは、言葉になる前に胸の奥で潰れてしまう。形を持たない感情たちは、どうしようもなく僕の中で溢れるばかりだ。
君に「好きだ」と言ったあのとき、僕の言葉はどんな音をしていたんだろう。君の耳に届く頃には、ただの空虚な響きになっていたのかもしれない。意味を持たない、ただの音。それとも君は、僕の言葉の中に、僕自身を見つけようとしたのかな?だとしたら、その姿はあまりに不恰好だっただろう。
言葉を口にするたびに、自分が少しずつ切り取られていくような感覚がある。
僕の中で、僕という存在が小さくなる。その小ささに耐えきれなくて、言葉をまた探してしまう。だけど、どんな言葉も君には届かない。届かないとわかっているのに、僕はそれでも言葉を使うしかない。
言葉に頼ることでしか、生きていられない自分が情けなくて、愛おしくて、悲しい。
そして同時に、君に届かないことが、この世界で一番美しい悲しみのようにも思えるんだ。
僕が君を見つけられたことだけが、たぶん僕にとっての真実だった。
それを言葉にするたびに、少しずつ嘘に変わっていくけれど、それでも僕は言葉を手放せない。
だって、君がまだそこにいることを、言葉で確認する以外に方法がないから。
そして、こうして言葉を並べながらも、僕はまだ君に触れられない。