思い込みはいったん数値化して考える
こんにちは♪
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションだ」
これは、天才物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉です。
なんとなく頭ではわかっているものの、なかなか自分だと気づかないことばかりだと感じますよね。
最近、尊敬する経営者の方と話しているなかで、この自分の常識からくる思い込みを、理屈から紐解いていくことができることを知りました。
今日は、その気づきを書きたいと思います♪
年収3000万円を超えていくには??
あるとき、経営を学びたいと言われた青年から、
「事業を立ち上げていくよりも、お金をためて不動産投資に回した方が年収があがり、豊かになれるのではないか?」
と聞かれたそうです。
「確かにそういう選択肢あるね。」
と答え、ゆくゆく話を聞いてみたそう。
「毎月どれくらいを貯金できそうなのか?頭金いくらの物件を買う予定なのか?年収いくらを考えているの???」
と聞いたところ、
「毎月10万から15万円貯金ができて、頭金500万円の物件を買う予定です。年収3000万は20代で超えたいです。」
とのこと。
毎月、MAX15万円の貯金をしたとして、500万円貯めるには33ヶ月かかるので、実質3年弱は貯金。今25才と仮定して、すでに28才になります。
それを元に、500万円の頭金で済む物件を購入するとします。
区分マンションの利回り相場は3-4%といわれています。まるまる収入がはいると思いきや、
そこから管理会社への管理費、空室があることを知らせるための広告費がかかります。
また、都内で500万円で買える物件はリノベーションされているけど築年数が古い可能性があり、築年数の面で相場より家賃が安くなる可能性が高いです。
通り一本違えば人気も違いますし、空室リスクは高まります。
近くに新築物件ができてしまえば、人はそっちに流れます。
そのうちに修繕がはいるとオーナー負担で修繕費を払う必要もあり、安定した収入がはいってきても利回りが1~2%に落ちてたら、利益がすくない。
1室だけだと利益がすくないからという理由でレバレッジをかけても、その分リスクが大きくなります。
いい管理会社に依頼するにも、だれに頼んだらいいかが大切ですし、結局不動産を持ってからそれをやり始めても遅いのです。
これらもろもろを考えた結果、ネガティブな想定ゼロで考えても、年収3000万円をかせぐにはそのプランでは明らかに難しいことがわかりました。
数字で考える
上記のやりとりが、不動産投資を否定するものではありません。
一方で、「いつまでにいくら稼ぐのか?」という目標設定からみて実現可能なのかという点では、実現は難しいという意見はもっともだと思います。
毎月20万をMBA取得に使う人もいますし、不動産に使う人もいますし、これからの自分の事業の基盤作りに使う人もいると思います。
いつまでにどれくらいの収入をえるか、目標設定をすると共に、
結局は、いま自分がベストだと思い込んでいる手段を明確に想定し、数字にしてみると実現可能なのかは一目瞭然です。
みんながいいというから、こういう手段もいいはず、などなど、結局過去の思い込みから算出された答えは、数字にすると、おやおや?となることが多いのだと学びました。
そもそも計算すらしていないことも多いと思います。
いいアイデアが見つかった、いい話がきた、こういう時ほど、冷静になって、数字化してみて、リアルをみていく必要があると学ぶことができました。
こういう経験に感謝です♪
思い込みの枠で考えず、数字でみることをこれからも徹底します!!
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