『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』出来!
亜紀書房さんのWEBサイト「あき地」で連載していました『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』が本になりました。
”散歩の先人たちのまなざしを行き来しながら歩くとき、見慣れた街は不思議の宇宙に変貌する”
”大自然の驚異ではなく、平凡な街の驚異に触れる旅エッセイ”
目次
はじめに ~路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅
第1章 目白~哲学堂公園
緊急対策会議と無言板
十字架型の池と、不毛な東京という記憶
空想の箱庭と、世紀末マンション
第2章 二子玉川~等々力渓谷
街のなかの公園、山の中のコンビニ
石像の寺と地底の川
坂の鑑賞と、今とは反対の古墳
第3章 赤塚~高島平
暗渠の魅力はたとえ暗渠じゃなくたって魅力
三番目大仏巡礼
ガスタンクと空中団地
第4章 大鳥居~平和島
交通公園と富士塚は似ている
鉄塔と大鳥居
謎の岩山と道路の切り身
第5章 浅草~北千住
過去は思っていた風景と全然ちがうんじゃないか疑惑
電線動脈瘤
「ゆかりの地」より、誰も注目していない奇妙なもの
第6章 黒川~鶴川
秘密の鉄塔林
何の変哲もない住宅街を楽しむには
第7章 麻布十番~築地本願寺
無人の住宅街と、東京タワーのかっこいい根元
日本庭園と海の生きもの
第8章 王子~赤羽
鉄塔の足元の庭
赤羽の迷宮路地と白いピカピカした街並み
第9章 阿佐ヶ谷界隈
昔住んでいた家と植物のふりした妖怪
無言板と、見えているけど見えていない世界
第10章 神楽坂~曙橋
現場で適当につくられた自由課題みたいな遊具
レプリカ遺跡と金星人
高低差に始まり高低差に終わる
あとがき
散歩ブックガイド