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中村奨吾の2点タイムリーがCSのカギを握る 2023.10.4 オリックスVSロッテ

6回表、2アウト1・2塁。
ここだよ、こういう場面でタイムリーが一本出ると、全然違うんだ。
1ー1と追いつかれた直後のイニング、ここで一本、山口ヒット!
山口航暉は、1ボール2ストライクと追い込まれる。
あ、あかん、2ストライク取られると、あとはいつもの光景やん。
外角低めにスライダー、気持ちよく空振り、ひざを折って屈辱の三振。

その裏に、先発・美馬は、ゴンザレスのツーランを浴びる。
ああ、これや、いつもの負けパターンや。
ほんと、野球が面白くない。

でも、信じる。
このままずるずる終わっちゃうチームじゃない。
信じる。

7回表、2アウト1・2塁。
荻野に代打・角中。
前日の西武戦、9回2アウト1・2塁で凡打に倒れた角中。
あの悔しい表情を思い出す。

きっと、打つ、きっと。
それが角中勝也だから。
3-1からの5球目、ど真ん中ストレート、右中間深くに運ぶ。
2人のランナーがホームを踏む、同点。

さらに当たってる藤岡裕大がレフトにタイムリー2ベース。
石川、ポランコ四球で、2死満塁。
よし、もう1点、いや、タイムリー出れば、もう2点だ。

ここで山口。
おーおーおおおおー、やーまぐっち。
今度こそ。

え、こ、これはデジャヴか。
外角低め。
いつものやつね。
スライダーを空振り三振、三球三振。
がっくりとひざを折ってのこの光景。

でも逆転だ。
いいぞ、いいぞ、勝つぞ、絶対。

8回表。
ワゲスパックの乱調、ブロッソーの2ベースもあって、1アウト2・3塁。
ここで中村奨吾。
吉井さんは、なぜここで代打も出されず、使い続けるのか。
誰もがその答えを知っている。
それは、中村奨吾だから。
その思いに、願いに応えろ!

ここで中村、センター前2点タイムリー。
応えた!!
でかい、このタイムリーはでかい。
もちろん、試合展開上でかいのは、言うまでもない。
でも、このタイムリーには、もっと大きな意味がある。

このチームが、CSに進むには、キャプテン中村奨吾、山口航暉の打撃が欠かせない。
絶対必要なのだ。
この2人が覚醒してこそ、強いマリーンズが見られるのだ。
マリーンズの顔じゃないか、核じゃないか。

角中や荻野におんぶにだっこでは、CSを勝ち抜くようなチームにはならない。
中村や山口がクリーンナップに構えるチームじゃないとね。

ランナースコアリングポジションに置いての屈辱の連続三振を喫した山口航暉。
9番に据えられ不振の極みをあえぎながらも、2点タイムリーをたたき出した中村奨吾。
残り3試合、そしてCS、彼らの力が絶対に必要になる。
抜けだせ、飛び出せ、熱く燃えろ!!

あ、そして美馬からの中森・坂本・西村・澤田。
安定感あってよかった。
益田らを欠く苦しい台所事情にあって、新しい勝利の方程式だ。

心置きなくまりほーを叫ぶ。
行くぜCS、戦え!千葉ロッテ!!!




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