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午前中で終わる学校18

~型破りを型破る~

世界中の皆さんへ

僕のつくりたい学校は
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」
をすべての授業で大人が意識している学校です。

0の章(あきら)「絆は排他を生む」⑰~足並みを揃えられなかった「みやしー」の生き方より~

「弱味」は「強味」と言うけれど・・・
元気な時は、そう思えるけど
元気がない時は、やっぱり「弱味」は「弱味」

僕には
特別な力があるわけじゃないけど
「なんとなくあきらめない力」はあるかな。
目的は「世界平和」
目標は「学校作り」

●応える力➡
「応える」なんて偉そうに言ってるけど、応えきれていないことも分かっている。
でも、日々ライブの場での「おはようございます」「今日もよろしくお願いします。」
「いつもありがとうございます。」「お世話になります。」「こんにちは。」「さようなら。」
「おつかれさまでした。」なんていう挨拶&声かけの「応える力」は結構ありそう。
子どもたちが教室で、通りすがりにごみを拾ったり、ペアトークの学習で一人でいる仲間に声かけしたり・・そんな小さな場面を拾って、「今さ、素敵なことがあったんだけど、気付いた?」って全体に投げかけたり、写真に撮って「この場面の価値はなんだと思う?」って問いかけたり、メモだけして学級通信に書いたり・・・こういうのも、みやしー的には「応える力」。
ピアノやダンスの発表会、野球やサッカーの試合、学園祭、現役の教え子でも、卒業生でも、声をかけてもらえれば、駆けつけて「応」援する。頑張っている人を「応」援する。それも「応える力」。(元)担任が駆けつけるだけで、思いのほか喜んでくれるので、こちらも嬉しい。
一人ひとりが「応える力」を身に付けて、「応え合う世界」になったら、世界は平和になるんじゃないかな。「応え合う」学校を作りたい。「応える力」を身に付けられる学校を作りたい。好き嫌いはそのままでいい。好き嫌いを超えて「応え合う」こと、今の大人には簡単にはできないから、子どもたちから始めちゃおう!

そのほか、僕が持っている「おかしな」チカラ

●ショートミーティング力➡
短く伝えて、相手に問いかける。ファシリテーターとしてなら、参加メンバーどうしの応え合い活性化できる。そして時間内収めができる。
●ゼロベース力➡
前例踏襲よりも前例がない企画提案の方がやる気がでる。
●非集中力➡
自分的につまらない話は一生懸命聞かない。聞くことができない。特に官製の研修(笑)だからエネルギーを他に回せる。
●非協調力➡
群れることが本能的にできない。友達がいない。だから、かなり自由に動ける。かみさんは最重要パートナー。協調している。僕の趣味は「かみさんといること」
●型破りの型破り力➡
人が好意的に受け止める範囲を超えて「型」を破ることができる。誰かのマネや誰かと同じを避けるので、結構オリジナルの実践ができる。
●クリティカル反発力➡
上から下りてくるような指示、規則に対して、現場目線で、無意味さ逆効果性を察知して、言うことを聞かない。オリジナル性がさらに増して、実践を応援してくれたり、面白がってくれたり、活用してくれたりする人がまあまあいる。
●ナロウ準備力➡
万人に?期待されているような緻密さがなく、必要最小限の準備で物事を済まそうとすることができる。特に、意味がないと思ったことは手を抜く。だから発想から実現がショートスパンでできる。
●口から出まかせアドリブ力➡
というわけで、このチカラが必要。その場の状況をとらえてアドリブで対応するのが得意。台本(筋書)は苦手。授業のおおまかな、または緻密な準備はするけれど、授業が始まってから、自分の心身の調子と子どもたちの空気感をキャッチして、その場で流れを構築していくことが多い。結果、準備していたこととはかけ離れた流れになって、しかも「今日の授業、最高だったな。」と感想を持てることが多い。(卒業式や入学式の司会は大好き。台詞まで決まっているから。結婚式の司会が難しい。アドリブで盛り上げたいけど、親族のことを考えて、台本とのバランスをとらざるを得ないから。)
●つまらないことを恐れる力➡
授業では子どもたちが「やりたい」って前向きになれるセッティングをするのが得意。保護者に「みやした先生のクラスになると、夢中になることが多くて、子どもたちが変な逸れ方をする暇がないですね(笑)」みたいなことをよく言われる。すべての授業を愉快に。「テスト」も僕にとってはエンターテインメント。自習の時間なんかで「テスト」をさせない!
●非指示力➡
「やりたい」って思いがあれば「指示ゼロ」でいける。子どもたちが勝手に進めていて、僕は「称賛ポイント」と「改善のタイミング」を探す旅。「丁寧」「細かさ」「手取り足取り」が子どもたちの変化成長や変容の邪魔になっちゃうことをナチュラルに防ぐことができる。ただの面倒くさがり?
●実験力➡
とりあえず「やってみる」ビジョンドリブンの考え方。        「保護者に、飲み会やりましょう!って声かけたらどうなるかな。たくさん集まるかな。苦情が来るかな。校長に怒られるかな。」
「朝、教室に遅れて行ったら、子どもたちは勝手に朝の会を始めるかな。先に朝の会やっておいて!って伝えるのじゃあ、おもしろくないよなあ。」 何をしたって、必ず結果を得られるから飲み会のネタ、人生のネタを増やそうと、やりたいことをやる。迷ったときは、いつも攻めの姿勢で、僕はこうつぶやく。「じっけん、じっけん。」
★「午前中で終わる学校14」
https://note.com/miyashii/n/n3810f8bf9f76
●ケサラ力➡
「なんとかなるさ、なんとかできるさ」でふわふわ、だいたい前向きに生きる力。
★「午前中で終わる学校17」
https://note.com/miyashii/n/n330d83ccb92f
●丸投げ力➡
外部と連携して授業を作っていくことを発想するチカラ。NPO、高校部活、フリーター、医者、農家、美容師、ダンサー、航空会社、大道芸人、主婦、障がいを持たれている方、ボランティア、学生、消防士、IT、警察、運送業、デザイナー、看護師、介護士、資源循環局、太鼓奏者、歌手、パン屋、ケーキ屋、キャビンアテンダント、裁判官、写真家、森の案内人、英会話塾講師、国立競技場建設プロジェクトに関わる方・・100本以上の授業を作った。単発もあるけど、継続的な方が多い。仕事の学びなのではなくて、その人の「生きざま」に学ぶ授業。双方向の授業。保護者はもちろん、日々の出会いは、ゲストティーチャーを探す旅みたいなもの。世の中の「宝」を子どもたちに出会わせない手はない。こういった授業をすると、ゲストティーチャー自身が自らを振り返り、元気になるし、僕をはじめ、関わった教員が多くを学ぶ。世界を学ぶ。生きる道の多様さを学ぶ。子どもたちは「インタビュー力」「おもてなし力」「アドリブ力」をも身に付けることになる。詳しくは、いずれ「おまけの章」で。


5の章(あきら)「担任裁量」~学級王国復活、競い合い、支え合い、応え合い、多様性と世界を学ぶBAND授業~④

どこぞの私学ではすぐできる&もうやってるだろうけど、多くの公立では、すぐにはできない「枠~フレーム」撤廃。

係活動のアイデアとして・・
【ワールドシステムで「与えてはみ出しを楽しむ」】
最近、全国の先生たちとオンラインで語り合う機会が多くて、その中で「子どもたちを枠にはめてしまうことへの恐れ」と「枠がないと『子どもたちの迷い』と『周囲との軋轢』が生じる」という悩みに出会う。「枠~フレーム」はあってもいいんじゃないの?「枠~フレーム」を与えて、子どもたちがやがて、はみ出していくことを楽しもう。プラスの方向ではみ出したら、それはもう、世の中を変革する学びだし、マイナスの方向ではみ出したら、どうしてそういうことになるのか、考え合って、応え合えばいい。いずれにしても価値がある場を創出できる。「はみ出し」は学びのきっかけ。その「はみ出し」を生み出すためには「枠~フレーム」があった方がいい。安心して、子どもたちに「枠~フレーム」を提示すればいい。

『ワールドシステム=係活動』は子どもたちに丸投げしない。担任が教室に必要だと思う仕事を係にする。仕事の内容も指示する。マニュアル超え、仕事のはみ出しは大歓迎。仕事は果てしなく広がる。
リフレクションは、自分の係ではなくて、他の係に対して「称賛と改善」をすることを中心にする。自分の振り返りよりも、仲間に対してコメントする方を子どもたちは好む。仲間たちから受けた「称賛と改善」をベースに、自分たちの仕事の見直しをする。

●ワールドシステム例 
①担任からのオーダー例
②子どもたちが発想するマニュアル超え例

・「バンド」
①配布物を配る。  
②配りながら一人ひとりに「今日も一日応え合いましょう!」と声をかける。

・「朝読書・朝学習」
①朝読書・朝学習の時間のリード
②スタートの合図を敢えてせずに、時間通りに取り組めた仲間を後で称賛する。

・「整列・移動」
①教室移動の際のリード
②全員を並ばせた後、「今日の音楽では、響き合う声で応え合いましょう!出発します。」と一言プラスしてから出発する。

・「61ネットワーク」
①仲間のよいところ、仲間の自主学習の称賛ポイントを付箋に書いて所定の場所に貼る活動のリード
②掃除の時間に「ありがとう」の言葉が何回飛び交っているかをカウントして発表する。

・「ぐっど」
①クラス通貨「ぐっどですよ!」を配付する。
②一人ひとりの必要数にすぐ対応できるように、10枚綴りのものを予め切り取って、1~9枚も配れるようにしておく。

・「ソング」
①朝の会での歌のリード
②毎回、「うどん好きな人」と「ラーメン好きな人」などの2グループに分けて、歌合戦形式にして表彰する。

・「ヘルプ」
①今日のお助け対象の人を決めるためのくじをみんなに引いてもらい、帰りの会でお助け内容を紹介する。
②朝の会で、サイコロを転がして、お助けする回数を決める。

・「ホームワーク」
①宿題を集めてマル付けする。
②一人ひとりのプリントに称賛コメントや解法のためのヒントを書き込む。

子どもたちが必要だと思ったら、係の立ち上げは自由だけど、それは副業。僕は「生き物係」は作ったことがなく、教室になぜか(笑)初めから「2匹の巨大ウーパールーパー」がいた時は、僕が面倒を見ていた。そのうち、子どもたちが「やりますよ。」って言って「ウーパールーパー係」を立ち上げる。(僕はその教室で3年連続暮らすことになる。毎年、生き物係ができる。ある年、係の子たちがウーパールーパーの名前とともに雄雌を投票で決めていたのには、笑った&驚いた。)


【マニュアル外しは仲間のため】
係の仕事も含めて、マニュアル外しをする子がいます。例えば、掃除の時間が終わったのに、〇〇がいない。午後の授業にスタートに間に合わず、遅れて教室へ。どうして?
僕はこういう時にみんなに「〇〇が遅れて帰って来たけど、どうしたんだと思う?」って聞きます。
「休みの子の分の掃除をしていたんじゃないかな」「あいつなら1年生の手伝いをしていたにちがいない」「低学年の子がころんでけがをして、保健室に連れていってあげていたんじゃないの」温かい見方で、○○と教室全体を包みます。本人に聞いて、そのような理由だったら「仲間のために、自分の判断でマニュアルを外して遅れて帰ってくるのって、いいの?」とさらにみんなに問います。仲間のためなら、それがマニュアルよりも優先されることもある!なんて結論。このクラス、かっこいいなあ、ってつぶやく。
もちろん、「さぼってただけ」「時間を忘れていた」「授業が嫌だった」などが理由だったということもあるかも知れませんが、温かい「理由」の言葉が教室に飛び交うだけでもいい。
くわしくはいずれ「おまけの章」で。


【授業自作、テスト自作】
やりたい授業を自分で作っていて、その授業の評価を市販テストでする矛盾。午前中で終わる学校なんだから、午後にテスト作成できる。なぜなら、毎日、午後は「授業の評価&準備」の時間は確実に設定されているから。
もうひとつの視点は、保護者からの徴収金を減らすこと。極力ゼロを目指す。人のお金を使うことを安易に考えちゃいけない。当たり前のように毎年集めてるけど。けっこう無駄なものも買っている。お金は余っても返すのが面倒なのと、計画の甘さをつつかれるから、業者に調整してもらって、妙なシール?作品バッグ?を購入して帳尻合わせ。そりゃいかん。今は未曾有の経済危機。公務員は謙虚に謙虚に。


次回は「6の章 廃止削減~学校メタボ症候群~」
僕が、公立学校に関わることで、廃止削減した方がよいと考えることを提案します。

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