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1日目:竹を伐る

2021/01/24

昨年から借りていた畑。
ようやく竹伐りを始めることができました。
私たちの借りている畑は山に近いので、鹿・ハクビシン等の獣害があるらしく、たしかに足元を見るとあちこちに鹿のフンがバラバラ落ちています。
周りで畑をされている方々も鉄パイプや竹、木などを組んで網を張って対策しているようなので、先輩たちを見習ってまずは竹を用意することにしました。

土地主に聞いてみた

私たちの畑の横に、程よく手入れのされていない竹林がありました。
(これ、使ったらええんちゃうん……、ゴクリ)
よそ様の土地のものを無断で使うと怖いので(都会的発想かも)、まずは畑を貸してくれた土地主さんに聞いてみました。

「あの竹林の竹って伐っていいですか?」
「いいと思うけどあそこはうちの土地じゃないから、反対側にある竹林のほうを使ったら?そっちは所有者不明の土地だから」

所有者不明の竹林?

耳慣れないパワーワードだったのですが、明らかにそっちの竹林の方が誰にも怒られず済みそうなので、そちらから竹を拝借することにしました。

竹を伐る

私は大阪で農家スタッフをしていたころ、たまたま竹林の整備をしたことがあり、主人は林業スクールに通っていたことがあるので、竹伐りは意外にスムーズです。
困ったことがあるとすればそれは私の体力……。
田んぼ仕事の終わる11月ごろから畑仕事を一切していないせいで、ここのところ体力低下が激しく、二日くらい動けなくなっていました。

憶測なのですが、そもそも私の体はめぐりが悪い傾向にあり、それに加えて仕事は家にこもりきりなので、少し畑仕事をして体を適度に動かしていないと、心身ともにくたくたになってしまうのです。

昔はそれがわからず、体力がないからと引き算の発想しかできず、「やらねばならないこと」しかしないようにしていました。
その結果、体はどんどん弱り、心も締めつけられ、心身ともに支障を来しながらも、なにが原因かわからないまま日々を過ごしていたのです。

定期的に農作業をするようになってからは体の使い方も変わってきたのか、30キロの米袋を何袋も運べるようになり、気持ち的にも落ちこむことが減りました。
それが、先ほどお話ししたように、何ヶ月も作業がなくなってしまうと途端に元に戻ってしまい、結果、2日間ほど動けない日があったりする始末です。若い頃にきちんと基礎体力をつけておかなかったツケということやと思います。

それでも、できないからといって逃げていると、ギックリ腰にはなるし、精神的にも落ちこんでいくのもわかっています。
竹を伐るということを通して、私は自分の肉体と精神のバランスを保とうとしているところなのです。

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一日三本!笑

主人と二人で散歩がてら伐った竹は、たったの三本。
たくさんに見えるのは、一本の竹から何本か取れるからです。
私と違ってさまざまなスポーツを通して体を鍛えあげてきた主人には物足りなかったと思いますが、私が倒れては元も子もないと思ってくれているからか、私のギブアップにあっさりと付きあってくれ、畑で水筒に入れてきたお湯を飲んで、のんびり海を眺めました。

私たちの畑からは海が見えます。
美しい景色と清らかな空気が、それだけで心を明るくしてくれます。

畑に必要な本や種、道具を買うための費用や、民間信仰について調べるための遠征費などに使いたいです!良質なnote記事を生み出すためにもサポートいただけますととても嬉しいです^^