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冷凍野菜のストック方法/ももち浜ストア「おトクな火曜日」紹介レシピまとめ

 スーパーや八百屋さんで買い物する時、袋を手に取って、
「これ、全部つかいきれるかなぁ…腐らせるのイヤだな…」
と思って買うのをためらったことありませんか?

 私はしょっちゅう。
 1人暮らしになってから、さらに「食べきれるかなぁ?」の回数が増えました。

 他にも、2日に1度、通院して治療してるので元気なときもあれば、具合があまりよくなくて食欲がないときもあります。1週間の献立を立てても、計画通りに食べられない。

 かといって、家にストックがないと、「疲れ果ててるときに買い出しに行って、下ごしらえして、それから調理して、食べて、後片付けか…」と思うとそれだけで心が折れてしまいます。

 作らないと体調壊すけど、疲れ果てててご飯作れるほど体力が残ってない&食べきれなくて萎びていく野菜を見つめるジレンマ。この悪循環から抜け出したくて、試行錯誤してたどり着いたのが野菜を冷凍してしまうこと。使い道に合わせて「自分でつくる冷凍ミールキット」にしてしまうことでした。

 夕ご飯を作ったついでに、残った野菜を冷凍ストックにしておけば、どんなにフラフラに疲れ果てていても、「洗う、皮をむく、まな板を出す、切る」の手間がなくなり、野菜を腐らせることも罪悪感もなくなりました。

 冷凍野菜のストックにはいいところがたくさん!これで「食べきれるかな?」と疲れ果ててるときの料理するハードルは下がるし、調理時間も短くなると良いことづくし。冷蔵庫が故障したのを期にとうとう、冷凍庫大容量のメガフリーザーに買い替えたくらいです。テレビの中では語りつくせなかった冷凍野菜ストックの魅力や注意点を書きたいと思います。

今回、ももち浜ストアで紹介した野菜の冷凍ストックの作り方をまとめました。


冷凍がおすすめ野菜 第3位/常備野菜・ニラ、小松菜

 小松菜やニラは歯の表面から水分がどんどんぬけて2~3日で萎びてしまいます。だいたい、レシピはニラ1/2束とか、小松菜1/2束とかで使うことが多いので、残った1/2束はそのまま冷凍保存してしまいます。

■ ニラの冷凍方法
 ニラ1/2束をビニール袋に入れて空気を抜き、密封袋に入れて小分けにして冷凍します。水気をとっておけば、空気を抜いて冷凍してもちゃんとばらけます。

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 味噌汁や中華スープなどの汁ものの具、チヂミの具、レバーの甘辛煮などに使えます。凍ったまま入れてください。炒めものにも使えますが、やっぱり生のニラの方がシャキシャキしておいしいです。


▼ 冷凍ストック野菜・ニラ/卵の味噌汁レシピ

▼ 冷凍ストック野菜・ニラ/レバーの甘辛煮レシピ

▼ 冷凍ストック野菜・ニラ/海鮮チヂミレシピ


■ 小松菜
 小松菜はひと口大に切ったら、密封袋に少し空気を入れた状態で冷凍します。するとこんなふうに、必要な分だけ取り出せる感じで凍ります。

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 小松菜は空気を抜いてピチッ密封してしまうと、全部がくっついて、圧迫されて水気がでてべしゃべしゃになるので、ちょっと空気を入れて潰れないようにしてあげるのがポイントです。


冷凍がおすすめ野菜 第2位 /新玉ねぎ(玉ねぎ)

 玉ねぎは使うときに便利な大きさにカットしておきます。
 おすすめは、薄切り、みじん切りです。

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 この、冷凍の薄切り、みじん切り玉ねぎがすごく役に立つ!朝ごはんのリゾットとか、スープとかなんにでも玉ねぎって使うんですが、朝の忙しい時ほど、冷凍庫から取り出すだけで使える冷凍玉ねぎって重宝します。

 ほかにも夕ご飯でハンバーグ作ったときに、オニオンソースをかけたいなと思っても、まな板出して、玉ねぎ1/4を切って、包丁とまな板を洗って、残りの玉ねぎラップして…てフッと頭をよぎると、「普通に照り焼きソースでいっかー」て妥協しちゃうんです。冷凍庫から薄切りまたはみじん切りを取り出して、ハンバーグを焼いた後の肉汁と旨味の残ってるフライパンに凍ったまま入れればいいんです。楽!


 冷凍すると野菜の細胞が壊れて、水分が出やすくなります。この野菜からでた野菜の水分が、スープや煮汁にコクと旨味を出すのですが、あめ色玉ねぎを作りたいなら、断然冷凍がおすすめです。この野菜からでたコクと旨味の水分が煮詰まって、ほとんどほったらかしで10分ほどであめ色玉ねぎをつくることができます。

 

▼ 冷凍ストック野菜・玉ねぎ/10分であめ色玉ねぎレシピの作り方


冷凍がおすすめ野菜 第1位 /トマト

 夏野菜の代表トマトは野菜の中でも特に冷凍がおすすめです。
 洗ってヘタを取り、まるのまま冷凍するだけ。
 2㎝角のサイコロ状に切ってフリーザーパックに入れます。

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 冷凍することで、甘味と旨味が増します。サイコロ状に切ったトマトは煮込みに使うと、酸味のないトマト煮込みが作れます。

冷凍トマトのメリット① トマトの皮が気持ちいいほどつるんと剥ける。
 冷凍庫から取り出して、5分ほど置いてから、皮を引っ張るとつるーんと剥けます。


冷凍トマトのメリット② 栄養をそのままキープできる。
 時間が経つと共に熟れすぎてブヨブヨになったり、味が落ちたりしますが、完熟状態で冷凍すると美味しさや栄養もそのままキープすることができます。


冷凍トマトのメリット③ 加熱調理に向いている。
 冷凍することで、甘味と旨味が増します。サイコロ状に切ったトマトは煮込みに使うと、酸味のないトマト煮込みが作れます。酸っぱいトマト煮込みが苦手な方は、トマトが安くなる夏の時期、ぜひ、冷凍トマトで作ってみてください。
 

冷凍トマトのメリット④ 皮ごとすりおろして使える
 冷凍ストック野菜の中でもおすすめの食べ方は、トマトのすりおろしです。ものすごく滑らかな口当たりになります。前は、トマトのシャーベットをつくるときは、砂糖やレモン汁を足してたんですが、最近のトマトはすごく甘いので、すりおろしただけで、トマトのシャーベットになります。

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 すりおろしただけで?って思うかもしれませんが、だまされたと思ってステーキや天ぷらなどの脂っこいものを食べた後のお口直しにぜひ食べて欲しいです!

▼ 冷凍ストック野菜・トマト/ トマトのシャーベット

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冷凍ストック野菜のいいところ

 買ってきた野菜を無駄にしない、腐らせないだけじゃなく、冷凍ならではのお得がいっぱいあります。

● 旬を冷凍することで美味しさを長く楽しめる!(およそ1か月)
   鮮度を保つことができます。
● なんといっても時短になる。お得に時間が使える。  
● 冷凍することで野菜の細胞が壊れるので味染みがよくなり早く煮える。
● 野菜の旨味がしみ出るので、スープ、煮込み料理に深みが出る。

「野菜をたっぷり食べたいけど、腐らせたらどうしよう」がなくなります。


野菜を冷凍する時の注意点

 野菜を冷凍ストックして、べちゃぺちゃになったり、ぶよぶよになったりしたことありませんか。

 今まで「じゃがいもは冷凍できない」と言われていましたが、調理の仕方次第でイモ類は冷凍した方がダントツ美味しくなります。

野菜には…
● 冷凍した方が美味しくなる野菜と冷凍に向いてない野菜がある。

● 下ゆでしたりしないでダイレクトに生のまま冷凍したほうが美味しい野菜がある。
● 今まで冷凍できないと言われてた野菜も、調理法次第で冷凍できる。

ものがあります。

基本のポイントは、
 水気をとって生のまま冷凍する。(保存期間は約一か月)
 使うときは解凍せず、凍ったまま加熱する。 
です。


まとめ

 買ってきた野菜は実から栄養分を吸収しながら芽が出たり、根が出たりして 次の命を残そう、つなごうと成長しようとします。だから、しわしわに干からびてきたり、縮んだり、元気なくなったりします。

 買ってきた日が一番新鮮、ということになるから、この日のうちに野菜には申し訳ないですが、成長できなくして実の栄養分をとられないようにしまったほうが、鮮度を保つことができます。

 私は2日に1度、病院に通って1回6時間の透析をしていて、食事制限もあるので、体力もなくて、時間もない。塩分制限があるから腐らないように味付け濃いめの常備菜を食べられない。「ラクして美味しく食べて健康を保てる方法ないかな?」「冷凍保存できないかな?」と始めたのが冷凍ストック作りのきっかけでした。

 仕事に家事に食事の準備に、忙しい想いをされてる方のお役に立てたら嬉しいです。


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