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インサイドヘッド2感想

最近感想書くのめっっっっちゃサボってた。暑すぎるからしょうがない。

見てきました。ディズニーはあんまり見ないけどカーズとインサイドヘッドは大好き。他の作品も普通に好きだけど。
インサイドヘッド、多分2の構想などなく製作された作品なので、
後から生えてきたストーリーに不安がないこともなかったのですが、1に負けないレベルの傑作でした。

インサイドヘッド通しての魅力のひとつとして感情を題材にしていることから抽出される優しい物語というのがあります。
エンタメ作品なのでやはりトラブルはあるのですが、2から登場した新たなキャラクターである、「シンパイ」「イイナー」「ハズカシ」「ダリィ」の四人。
ヨロコビたち前作の主人公たちと衝突しつつも彼らなりにライリーのことを想い、ライリーのために行動するからこそ起こる事件。
感情たちの行動には常にライリーを想う優しさがあり、みんながライリーのことを愛しているというが作中の活躍から伝わります。
そしてそれを伝えるための丁寧な作りがステキ。

もうひとつ、『2』を見ていて好きだったのは、
2が思春期に突入したライリーを描く作品であると同時に、自分らしさを再構築する話であること。
思春期に入り新たな生活に踏み出すなかで新しい自分を作り直そうとするシンパイと、これまでのライリーを尊び『ライリーらしさ』を守るヨロコビたち。
ふたりの衝突が今回の肝であり、その落としどころとして『どちらもライリーである』という風に結論づけたストーリーは前作並みに泣きました。

今までのライリーとこれからのライリー、プラスの思い出とマイナスの思い出、すべてが混ざって自分があるというメッセージはこれからの時代に相応しい作品だなと。
そして『思春期』の象徴であるニキビがライリーの口元に現れるのですが、それがこの作品の象徴でもあるのが素晴らしい作り。

期待通りの期待以上。なんだかんだ言われつつもやはりディズニーは素晴らしいです。
色んな大人たちが本気を出して作り出した作品は見ていて損がないですね。

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