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【本紹介♯94】記憶とはスキルである

記憶とは才能ではなくスキルのようだ。

そういえば学生時代、暗記の苦手だった私は瞬間記憶力能力者という名前もカッコよく能力もとても使えそうな人種にとても憧れたのを思い出した。
一瞬見ただけでなんでも記憶できるって、めっちゃ便利じゃね?という安易な発想である。

その後、どうして人は忘れるようになっているのか、そういう進化をしてきたから決して忘れることはデメリットだけであるはずがないと思い直し、ようやく自分の浅はかに気づいたが、今でも覚えなきゃならないことと出会った際なんかは、いいなあと羨んだりするのである。

ただがむしゃらに暗記に挑み撃沈していた過去から少し成長した私は、もしかして暗記にもコツってあるんじゃないだろうかと思い当たった。

そして調べてみたところ、ありました!あったよ!学生時代の私!!

この本を読んでみると、たしかに無意識のうちに覚えていることってきちんと法則があったのかもしれないなというのが感想である。
まあそれを無意識に覚えるのと意識して記憶するのでは、天と地ほど違うのかもしれないけれど。

覚え方というのは色々タイプがあって、覚える事柄に応じてもっとも良い方法が存在するらしい。

私が一番いいなあと思ったのは「場所法」というものでした。
場所のポイントにおぼえたいことを当てはめていく方法らしい。

例えば、玄関は卵、廊下は牛乳、トイレは納豆…みたいな。
で、頭の中で歩きながら覚えていったり、実際に歩きながら繋げていくらしい。

記憶というのは単独で覚えるより、なにかと結びつけて覚えた方がずっと頭に残るというのは皆様も経験していると思う。

例えば、ある音楽を聴くと元カノのことを思い出す…みたいな。
そういう手がかりを意図的に増やしていくことこそが、記憶のコツなのだそう。

たしかに…言われてみれば…じゃないでしょうか。
まあ、地道に暗記しなきゃならないという意味では、裏技かよ!ってほどの破壊力はありませんでしたが、なにも知らずに記憶するよりはとても役立つ技だと感じました。

以上、TOEICを受けたいみかんでした。

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