ウィーンの今#10ークンストハウス【本当のフンデルトヴァッサーがわかる場所】(1)
ウィーンの有名な建築「フンデルトヴァッサーハウス」(については前回の記事をご覧ください。)から歩いて5分ほど行ったところに「クンストハウス」というもう一つのフンデルトヴァッサーの建築がある。現在も住まわれている公共住宅である「フンデルトヴァッサーハウス」は中に入れないので、観光客はその前にある「ヴィレッジ」という”ギラギラ”のお土産商業アーケード(でもこれもフンデルトヴァッサーによるデザイン)に立ち寄り、でこぼこの床や楽しい壁や柱の表現を少しだけ体感して、お土産を買ったら、「クンストハウス」に立ち寄らずに他の観光場所へ行ってしまうのが多い。とても残念なことだ。なぜなら、この「クンストハウス」こそ、フンデルトヴァッサーの人となりや理念を理解できる場所だから。だから、「そこ、行かなかった!」と思われる方もウィーンにまだいらしたことがない方も、ウィーンが懐かしい方も、今回はそんな場所を一緒にお散歩してほしい。
フンデルトヴァッサーが50年前に目指したこと
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