まちの栄養士さんプロジェクト
数年前に意を決してスタートさせた「まちの栄養士さんプロジェクト」
令和3年に「宮崎県ひなた芽吹きプロジェクト(ビジネスプランコンテスト)」でファイナリストに残ったものの、最優秀賞にまではいかずで、ここ数年間はボツボツと地道な作業をしておりました。
もともとは、
「全国の潜在的な栄養士さんがまちで活躍できるように」
という思いで、
私のこれまでの活動をまとめてシェアをしながら、業者さん達と連携して各地の食の困りごとを解決していこうという壮大なプロジェクトなのですが、コンセプトやマネタイズが弱くて、分かりづらくなかなか賛同者が集まらない。
ところが、今年に入って不思議なご縁で色々なものが繋がり、ようやく私のイメージする形へと進み始めた。
十数年ほどかけて様々な企業や関係者に相談していたのが
・栄養に関するIT関連の構築(EC、栄養相談アプリ、見守りアプリ等)
・食材加工(介護食、素材等)のサポート
イメージとしては、各地の栄養士が地域の食の困りごとを解決していく感じ。
実際、食の相談は本当に多くて毎日1~3件ほど来ます。
最近多いのは、
・退院後の食事のフォロー(先週だけで5件ほど)
入院時の食事は自宅に戻ると実施するのが難しい。
宅配弁当屋さんにおいても、病院がアドバイスする食事に合わせるのは結構難しくて、患者さんが自ら宅配弁当屋に説明をして食事の形態を選択しないといけないのですが、栄養知識がないとうまく説明ができなかったりします。
みやこや(私の宅配弁当)の場合は病院の管理栄養士さんが直接連絡くださって、それに合わせて調整するので、退院の日から直ぐに病院のアドアイスに合わせた食事提供ができる。
栄養補助食品についても、個別での購入は難しいので、一旦当社で購入して提供することも可能なので、利用者さんに合わせたバリエーションのある栄養補助食品の導入も可能。
最近特に多いのが、冷凍での弁当提供について。
冷凍の弁当っていうのは、一般的にはまとめて毎週(若しくは毎月)冷凍弁当が送られてくるので、食べきれない弁当が家にあふれているという事はよくあるんです。
そういうものもみやこやでは自宅での在庫を確認しながら提供を増やしたり減らしたりするので、特に依頼が増えています。
世の中にはたくさんの食事のサービスはあるのですが、どうしても一人暮らしの高齢者には使いづらく、間にコンシェルジュ的な役割を持てる人が入ってあげないと、結果食べていなくて低栄養に陥っていたり、家の中で腐った弁当が散乱していたりということになるので、みやこやでは色々な状況に合わせながらサポートをしているところ。
特に認知症が進みはじめている独居老人の方の食事の困りごとが多いですね。
さて、こういうものをもっと各地の潜在栄養士(資格はあるが仕事にしていない)さん達と連携しながらやれないかということを、この数年間考えてきていて、まずはサポート体制の構築からだと企業に相談しまくっていたこの数年間。
私のこの壮大なる妄想を聞いて、直ぐに繋いでくださったのが、田中さん(元力士でご存知の方も多いのでは?)。
「宮子さんに紹介したい人がいます」ということで、お繋ぎ頂いたのが、 株式会社グローカル・アイの田崎社長様。こちらが生成AIによる献立ソフトを開発されている会社です。
このお話を機に、色々なものごとが急展開し始めて、協力&サポートを頂ける食品加工会社をお繋ぎ頂いたり。他県の同業者の方をご紹介頂いたりと凄いスピードで色々な物事が引き寄せられています。
元々は、フリーランスでも使える献立作成ソフトがあるといいなと思っていたところでの相談だったのですが、まさかの生成AIでできるという一歩進んだ話を頂き、早速みやこやでも導入していくことに。
施設からの食事の相談も本当に多くて、これまで希望に添えずにお断りしている事も多かったのですが、AI生成献立ソフトによってかなり課題が解決できるのではないかと思っています。
※こちらの支援サービスについてはまた、改めて書いてみます。
まずは第1弾として、AI生成ソフトのご紹介をしていますが、落ち着いたら関連の食品加工会社や卸業者のお話もUPしていきたいと思います。
食品卸業者、小規模の給食委託会社、栄養士さん、施設の管理者さん達で興味のある方は是非!繋がっていただき、地域の食の課題解決の為にご協力して頂けたらと思います。
これまでの活動や取り組みについては、
コメント欄にHP「まちの栄養士さん」のリンクを貼っておきますので、そちらをご覧いただけたら。