在宅で生活をするということ_デイの役割
在宅で生活をするということを想像してみると、デイサービスでどのような支援をしたらいいのかが、イメージできます。
デイサービスにおいての日中活動時に見えてくる利用者様の動作の癖や性格を把握、分析することで、在宅においてのリスク回避の提案ができるなあと思っています。
現在、ご自宅でお料理をされるという利用者様がいるのですが、ガスコンロを使っているそうで今後は事故の危険性も想定されます。
実際、歩行も不安定なため、ご自宅においての調理時に事故が発生する可能性も高くなるだろうと思われます。
現在、みやこやでは、機能訓練室にキッチンスペースを作っており、利用者様の調理の癖や現状を見ながら一緒に調理実習を行っています。
そして、気になる点を一緒に確認しながら、ご自宅に置いても気をつけていただけるようなアドバイスをしています。
例えば、コンロの火というのは炎が青く特に見えにくくなる為、気がつかないうちに火が衣服に燃え移っていると言うことも少なくありません。ですので調理実習をしながらコンロの火を見ていただき、気をつけるポイントを確認します。
他にも、立位での調理実習は既に困難になり始めているので、座位でできるような椅子の提案を行ってみたりしています。
ご夫婦で料理をすることが楽しみと言うことですので、できるだけお二人で長く料理をしていただくことで生きがいを持っていただけたらと思っています。
機能訓練というのは、運動・体操だけにとどまらず、様々な日常生活を通してやれることもたくさんあります。デイサービスで過ごす利用者様を見守りながら、定期的に理学療法士や作業療法士など専門家の助言を受け、在宅でもできるだけ長い間に快適な生活ができるといいなあと思っています。
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