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泣けた『らんまん』90話、キャストがよかった『何曜日に生まれたの』1話
今日は、先週の『らんまん』と、6日(日)に始まったテレビ朝日の『何曜日に生まれたの』について、とりとめもなく書きます。
『らんまん』 第18週 ヒメスミレ
18週の金曜日(8/4) の第90話。
再放送を見てまた涙、土曜日 (8/5) の一週間の総集編を見てもまた涙。
四国・土佐の万太郎の生家でもある酒蔵「峰屋」をたたむことを決めた綾(佐久間由衣さん)と竹雄(志尊淳さん)は、それまで確執のあった分家の三人衆 (豊治、俳治、紀平) にその旨を報告し詫びる。
憎まれ口をたたいてその哀れな綾たちに追い打ちをかけるかと思いきや、三人は彼らのキャラクターにふさわしい口調で温かい言葉をかける。そしてその言葉に涙があふれる⋯。この場面を見たらもらい泣きせずにはいられず。
役者さんたちの巧みな演技と脚本による名言が本当に強く印象に残った回でした。
ちなみに、分家ズを演じていらっしゃったのは、豊治役=菅原大吉さん、仲治役=坂口涼太郎さん、紀平役=清水伸さん。
この方たちのヒールぶりがあったからメリハリがついて面白さが増したともいえるでしょう。万太郎に言わせれば「それぞれの特性がある」「そこで咲く意味がある」といったところでしょうかね。
今週(8/7~)のテーマの植物は「ヤッコソウ」。
なんだか親近感のある名前の植物です。愛娘の園ちゃんを失って喪失感に満ちた万太郎 (神木隆之介さん)と寿恵子(浜辺美波さん)ですが(視聴者も⋯)、少しずつ元気を取り戻していきそうな感じですね。
元気になってくれたらアタイもヒューヒューだよ〜 (牧瀬里穂さん風)。
◇ ◇
『何曜日に生まれたの』 日曜夜10時~
他の夏ドラマと比べてずいぶん遅れて始まった本ドラマ。
主な登場人物は、18歳から10年間引きこもり生活を送っているコモリビト・黒目すい(飯豊まりえさん)、すいの父で落ち目の漫画家・黒目文治 (陣内孝則さん)、小説家・公文竜炎(溝端淳平さん)、文治に公文とのコラボを提案する編集長・来栖久美(シシド・カフカさん)、来栖久美の妹・来栖芽衣 (早見あかりさん)。
脚本は野島伸司さんで、原作なしのオリジナルドラマ。
これもまたどのようなテイストのドラマなのかあまり事前情報を得ないままに初回を見ました。初回を見た感想としては、なかなか面白かったんじゃないかと。
野島伸司さん脚本のドラマは作風が個性的で、割と「社会派ドラマ」「暗いドラマ」「重いドラマ」のイメージがありました(私はこの路線や暗いドラマはもともと好きなほうですが)。
今回も、決してキラキラした感じでもないし、ドタバタしている感じもなく、ゆるーいドラマでもない感じですが、ひとまず言えるのはキャストの役割がそれぞれにいいですね。1話からすんなり溶け込めました。
シシド・カフカさんもいい!陣内孝則さんも刑事役や医者役のイメージはあるものの、落ち目の漫画家役とはまた意外。でもいい感じです。
主演の飯豊まりえさんもとても合っていると思いました。過去のトラウマを抱えてちょっと病んでいる役どころですが、すごく自然で、社会にとけ込めないでいる若者をうまく演じられています。
『岸辺露伴は動かない』では、ぶっとんだ感じの漫画編集者の役で、これはこれで凄く魅力的な女性として岸辺露伴の相棒役を立派にこなしていましたが、今回はまた180度違う役どころ。
正反対である陽キャラと陰キャラ、どちらも演じ分けできる女優さんになったなーという印象です。
本人の素質もあるでしょうが、お芝居の積み重ねって大事なのでしょうね。
それにしても、ドラマの役名って同じ時期の別ドラマでたまに被ることがありますが、今回のシシド・カフカさんが演じる「来栖 (くるす)」という名前、『転職の魔王様』で成田凌さんが演じる役名も「来栖」です。
少し前にも別々のドラマで同じ名字の役名があったのだけど、何と何のドラマだったか思い出せずにモヤモヤする⋯
脱線しそうになりましたが、このドラマの主題歌の「Bus Stop」(The Hollies)も切ない雰囲気が合っています♪
「何曜日に生まれたの」を略してナンウマ。
公式サイトでは自分の生年月日を入れて何曜日に生まれたかを検索できます。ちなみに私は日曜日生まれでした。
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