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小悪魔的な弁護士キャラが仕上がっている『モンスター』

朝のお味噌汁が温かくて美味しい、としみじみ思える時期ですね。

今日は趣里さんのドラマについて。

『モンスター』月曜夜10時 フジテレビ

趣里さん主演のリーガルエンターテインメントドラマ。
脚本は橋部敦子さん。制作はカンテレ。
オープニング・I Don't Like Mondaysの「Shadow」、エンディング曲・ちゃんみなの「FOREVER」が、臨場感や危うげな雰囲気をうまい具合に表現していていい感じです。

主人公・神波亮子役の趣里さん、役作りというか、キャラクターをかなり作り込んできている感じがしますね。自身でイメージされて「神波亮子」というキャラクターが出来上がっているのか、監督や制作陣のリクエストなのかはわかりませんが。

小柄で幼く見える女性が、真逆の不愛想&&無気味キャラで、しかも法廷では攻め攻めで勢いのある弁論と根拠をもって判決を覆すという小気味よさ。 小悪魔感も出ていてそこが可愛くもあり。

「小さいけど大物」感がすごく出ていてそのギャップが、趣里さんならではというか、彼女だからこのような雰囲気の弁護士ドラマが成立するだろうなと思いました。

ここでの趣里さんのビジュアルは「ブラックジャック」のピノコもできそうなくらい可愛い(最近のドラマでは子役の永尾柚乃さんがされていました)。
ファッションも注目です。

特に、裁判シーンで神波亮子が証人や被告や原告にぐいぐい尋問するところが好き。

「それは~ですか?」「それはどうしてですか?」「なぜ〜が必要だったんですか?」「なぜ〜をしたんですか?」

なぜなぜ問答がすごい!

語尾を少し上げながら尋問する口調がどこか可愛く、なおかつきょとんとしているようで、鋭い視線で相手を凝視する表情がちょっと怖くもあり、そりゃ証人や被告も心と頭が乱れて正直に本当のことを言っちゃいますよね。

10月28日放送の第3話では、華麗なる一族の妻・亜佐美(佐津川愛美さん)が、夫・和彦(渋谷謙人さん)と同じ東大卒だという男の精子提供で妊娠。しかし精子提供した男の経歴はデタラメで、経歴詐称で別の女性から訴えられていた、というところから始まります。

今回も物語が複雑に展開していき、思いもよらぬ事実と意外な切り口から神波亮子が裁判を導いていく⋯という流れ。面白かったです。

そして、人生は何が成功で何が失敗かはわからない、と思わせるラストの亜佐美と神波亮子とのやり取りが印象的でした。

それにしても、神波亮子のあの尋問口調が妙にクセになります。

もし、私が神波亮子に

「なぜ今日のおかずは生姜焼きにしたんですか?味噌豚じゃだめだったんですか?」
「あなたはおとといドラッグストアでシャンプーを買いましたか?ポイントは使いましたか?なぜその店だったのですか?」
「冷蔵庫の小松菜は使うのを忘れてしなびた、ということですか?それは放置していたということですね?」

と尋問されたら⋯
ひぃー。

そんな趣里さんの魅力たっぷりの『モンスター』、次回も楽しみです。



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