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浅めのドラマ感想

『アンメット ある脳外科医の日記』フジテレビ 月曜10時
4月29日放送の第3話も面白かった。今回は看護師長の津幡 (吉瀬美智子さん)の過去も描かれていました。
当初は恐い顔で部下たちに厳しい態度で接していたけれど、なぜそんなに厳しいのかの理由も分かりました。
津幡自身も部下とのコミュニケーションにも問題があると気づいたこと、トラウマになっていたオペ看護師としての自信も取り戻したこと、そして心がほぐれて少しずつ表情が和らぎ、最後は笑顔になったこと、その心境の変化をうまく表してくれました。吉瀬美智子さん、素晴らしいです。
もちろん、ミヤビ(杉咲花さん)や三瓶先生(若葉竜也さん) たちのシーンも安定の演技で物語に入り込めました。

『街並み照らすヤツら』日テレ  土曜10時
にわか仕立て感がしないでもなく。
まだ初回(4/27)を見ただけなのでテイストがつかめていないだけかもしれないけど、ここは笑うところかなという場面でもそんなに面白くなく。あまり抑揚のないゆるい流れ?
そういうドラマもあるけれど、それとも違う⋯
ドラマ枠を新設したものの、とりあえず何か作らねばという義務感が先行して、中身はしっかり練られていないままに見切り発車したように感じました。個人的感想です。
今日第2話があるので様子見です。

『Believe  君にかける橋』テレビ朝日  木曜9時
木村拓哉さん主演のドラマは何かとお膳立てされているように感じるのは私だけかしら?出演者(特にキムタク)優先というか。
刑務所に入るとはいえ、無実の罪を着せられている善人、腕っ節は強い、何をやっても器用、仕事人として優秀、そういうところを〝さりげなく〟隠れヒーロー(または天才)みたいに描くあたり「またか」と思うのです。
ここらへん(キムタクとか旧ジャニタレとかアイドル使うとか)は私の偏見が強いだけなのかもしれません。山Pの『ブルーモーメント』も同じ印象だったり。邪推が入ってしまって物語に素直に入り込めないけど、そのぶん別の視点で見ちゃったり(勝手にツッコミいれている)。
狩山(木村拓哉さん)の妻役は天海祐希さん。
看護師長役ということで、『アンメット』では吉瀬美智子さんが看護師長役。どちらも毅然とした言動がすごく似合っています。

『アンチヒーロー』TBS  夜9時(日曜劇場)
リーガルドラマはたいていハズレがない印象ですが、これもまた例に漏れず面白い。
演者もそうですが脚本家も大変な仕事だなと思います。視聴者に響くような刺さる台詞・名言や共感もてる言葉があればそれだけで〝面白い〟と思えるし、逆にそういうものがなければあまり記憶に残らないし心も動かない。
本作品は長谷川博己さん演じるアンチ弁護士・明墨がダークなイメージを醸し出しつつ、法廷で弁護する怒涛の攻め演説(?)には圧倒されます。
『虎に翼』もそうですが、裁判シーンなどの専門用語が多い場面のセリフを覚えるのは大変でしょうね。
そういう台本を作る脚本家の仕事もまた凄いなと。ちなみに『虎に翼』は私は面白いと思うし好きなドラマの中のひとつです。

◇  ◇

今季のドラマも興味深いものから微妙なものまで、いろいろ。手頃な娯楽です♪



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