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ドラマあるある言いたい

1クールで幅広くドラマを見ているわけではないですが、プライムタイムの時間帯は見れる範囲で見ています。
毎クール見ていると、いろんなドラマがあるのだけど、パターンも似たりよったりのものもあるなーと思うこともよくあります。
ドラマを見る人は同じようなことを思っているかな、ということで私なりにドラマあるあるを書き出してみました。

勝手にドラマあるある


【事件解決もの・ビジネスものに天才ハッカーあるある】
たいてい、刑事もの、ミステリーなどの事件解決ものには、パソコンやシステムに精通している凄腕エンジニア(SE)・ITの天才がいます。
相手側システムサーバをハッキングしてデータを吸い上げたり、何かを解除したり、監視カメラのデータをいじったりして、正義側、悪役側ともに一躍かっているという感じ?
最近では、女性エンジニア、女性ハッカーの活躍が多いですね。『VIVANT』の太田梨歩 (飯沼愛さん) 『CODE』の三宅咲 (堀田真由さん)、『この素晴らしき世界』 の蒼井蛍 (永瀬莉子さん)。
女性以外では 『VIVANT』の濱田岳さんも、警視庁サイバー犯罪対策課のホワイトハッカー・東条翔太役で出ていらっしゃる。『トリリオンゲーム』のガク (佐野勇斗さん)もそうですよね。

【主人公のトラウマあるある】
刑事ものや事件ものドラマの主人公はたいてい幼少の頃事件に巻き込まれているという過去を持っている、という設定もよくあるパターン。
子供の頃に家族が何者かに殺されて⋯とか、襲われて⋯とか、ものすごい体験をしています。
しかもそれがトラウマになっていて、主人公は時折フラッシュバックによって苦しんでいる、という設定はよく見かけます。
新米時代に家族や同僚を事故や事件で失った過去を持つ、なんていうのもあるあるです。

『教場』の木村拓哉さん(教官役)、『アンナチュラル』の石原さとみさん(法医解剖医役)、『絶対零度』の沢村一樹さん(刑事役)、『ボイス』の唐沢寿明さん(刑事役)、『レッドアイズ 監視捜査班』の亀梨和也さん(元刑事)、『ストロベリーナイト』の竹内結子さん(刑事役)、などなど。
暗い過去や心の闇が鍵となって物語が展開していくのは刑事ものやサスベンスにはつきものなのでしょう。

【社長や上司が女性あるある】
女性の社会進出を後押しする意味もあってか、あるいはジェンダー問題を意識してからなのか、ドラマに出てくる会社の社長や組織のトップ、または幹部や上司役を担っているのが女性、という傾向が多くなっていますね。
今期ドラマで言うと『転職の魔王様』のシェパードキャリアの社長は石田ゆり子さん、『この素晴らしき世界』の芸能事務所社長の木村佳乃さん。
他では
『朝顔』の法医学教室の教授で上司の山口智子さん、『SUITS(スーツ)』の法律事務所所長の鈴木保奈美さん、『ラジエーションハウス』の病院長の和久井映見さん、『私の家政夫ナギサさん』の製薬会社の支店長・富田靖子さん、『大豆田とわ子と三人の元夫』の建設会社社長の松たか子さん、など。

しかも、以前は、たとえば天海祐希さんや米倉涼子さんや篠原涼子さんのような、パワフルで男性にも負けないぐらいの主張強めの女性がトップのポジションで頑張る系だったのが、最近はそれだけではない、しなやかさやゆるさも合わせ持つ、温厚で癒し系の女性上司や社長が多くなってきたように思います。
熱血系はパワハラ、モラハラと隣り合わせなので表現するにもリスクがあるのでしょうね。

【終盤で車に轢かれそうになるか、走って追いかけるあるある】
恋愛ドラマで、感情がもつれ、うまくいかなくなったとき、悲しみと失望のどん底に陥ったヒロインはたいてい、ふらふらと道路に出て、車にひかれそうになったり。
また、恋愛ドラマパターンでよく見かけるのは、さんざんすれ違いを繰り返し、物語の終盤で自分の気持ちに気づく主人公。そしてそのタイミングで主人公の好きな相手はたいてい海外や遠地に行くケースが多く、思いを伝えるために走りますよね(もしくはタクシーで運転手に無茶振りを言い急がせて向かう)。
今回の『真夏のシンデレラ』では、心ここにあらずの夏海が車にはねられそうになり、匠が「危ない!」と夏海を庇い、匠がはねられる⋯、そして匠の足が動かなくなり、夏海に「そばにいてほしい」と懇願したかと思えば「あいつのところに行けよ」とカッコつけて突き放し、夏海は夏海で匠への義理もあって健人に「もう付き合えない」と言ったかと思えば匠に背中を押され、やっぱり健人に会いに東京まで?走っていくというブレブレな展開にもなんとなくあるある感?

   ◇   ◇
以前は男性が主流だった役どころ(エンジニア系、社長などなど)も女性という設定が多くなってきたし、逆に家庭で献身的に料理を作って女性に食べてもらう役を男性が担っているのも最近の傾向のような気がします。
先にも述べた、ジェンダー問題の観点やこれまでの固定概念を取り払う、という意味でも大いに意識されているのでしょう。

何をテーマにして、どういう描き方をするかは、多様性とか複雑になってきている昨今では結構難しくなってきているのかなー、なんて思ったりします。
所詮私は視聴する側ですが。

それでもフィクションとして、エンタテインメントとして、たとえベタな展開やツッコミどころが多い作品でも、これからもドラマを楽しんでいきたいです。

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