「なぜ社内外に挑戦基盤が必要なのか?」〜2021年の振り返りと2022年の展望として
明けましておめでとうございます。
2021年は厄年であり、それ故に大きな転機となった一年でした。
私のミッションは、
「社会に新たな価値創造への挑戦者を増やすために
挑戦者を支援すると共に、自らも挑戦者であり続ける」
です。
転機の最中にあっても、このミッションに忠実でいられた事は、
一つの成果と言えるかもしれません。
2022年は、引き続きこのミッションを生き、
より加速させるためのの「社内外の挑戦基盤構築」に邁進します。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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さて、これ以降は、上記の様に考えるに至った振り返りと、
2022年の抱負を今一歩具体的に書かせ頂きます。
良かったら最後までお付き合い頂けたら幸いです⭐︎
■2021年の出来事
大小様々な出来事がありましたが、まずは三つのテーマで振り返ってみたいと思います。
①
1番大きな出来事は転職です。40過ぎてから、規模も社風も全く異なる異業種への転職で、かつ人生初の大企業勤務をスタートした年になりました。
具体的には、前職の教育IT系の老舗ベンチャー(従業員10名未満)から、創業百年超の日経メーカー(従業員4万人超)への転職です。
縁故でも裏口でもなく、普通に転職活動をして入社したというと相当驚かれます。
役割は前職も現職も広い意味での「事業開発のマネジメント」ですのでジャンルは変わらないのですが、新規事業のみならず既存事業のセールス〜サービス提供〜カスタマーサクセスも含めて幅広く担っていた前職と比較し、現職ではより新規事業開発に軸足を置けるようになりました。具体的には、新たなビジネスモデルのデザインを実務でリード(8割)しつつ、人材開発・組織開発(2割)を外部コンサルでなく社内の実務者として担っております。
②
二つ目は、人生で2冊目となる著書「仕事はかどり図鑑 今日からはじめる小さなDX」をエムディエヌコーポレーションから出版できた事です。
私は、自身の実体験はもちろん、これまでの人材開発や組織開発におけるコンサルティング経験も踏まえ、人が挑戦に向かうためには、自己認識から始まる成長のステップに丁寧に取り組んで行くことが必須であると、学術的な理論をベースに自ら実践し学んできました。
本書ではこれらを体系化し、小難しい話を省いて実践の中で感じ取って頂ける様に磨いた「はかどりサイクル」を初めてお披露目する機会となりました。
③
最後の三つ目ですが、上記2点の企業勤務や執筆活動と並行しながら、2020年に設立した「グロースワークス合同会社」の経営をし、9月末の決算を黒字で終えられた事です。
大学を卒業後、音楽活動と並行しての葬儀会社へのフルタイム勤務をしていた事に始まり、何らかの形でパラレルワークを続けてきた人生でしたが、いずれの立場でも良い形で終えられた事を一つの成果として記録しておきたいと思った次第です。
企業向けの新規事業開発コンサルティングと、研修・ワークショップの提供を柱とする同社ですが、少しづつご縁が広がりつつあり、ありがたい限りです。
上記3点を含め、2021年のトピックスを時系列でメモしておくと以下の通りとなります。
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1月
・前職にて、新人研修等に関するWebセミナーを連日開催
・グロースワークス合同会社の業務として、医療系の一般社団法人への新規事業開発コンサルティングの提供スタート
2月
・前職にて、 Youtubeと連動してClubhouseでの発信に注力
・グロースワークス合同会社の仕事として、某生命保険会社向けに研修を提供
3月
・前職にて、次年度の準備のための2年間のリフレクションを実施。4月からの新規事業として組織開発サービス構想をデザイン
4月
・前職にて、新人研修での研修講師を中心に実務に注力
・2020年に撮影した映画「REUNION」が公開(ラストシーンに登場する"或る男"役として)
5月
・Twitterからの発信に注力開始(2021年末でフォロワー3800人に)
6月
・前職にて、大学向けのシステム提供サービスに注力
7月
・前職を退職
8月
・グロースワークスの仕事として、教育委員会の仕事でワークショップを提供
・同じく、某企業での新規事業開発コンサルティングの提供スタート
9月
・現職での勤務スタート。まずは人材開発とチームビルディングに注力
・著書の執筆開始
10月
・現職にて組織開発、組織変革に注力
・グロースワークスの黒字確定。PTA連絡協議会の仕事でワークショップを提供
11月
・現職にて新規事業開発のための事業構想の素案が完成し社内での実行体制構築とPoCを開始
12月
・現職にて2日間の「ビジネスモデルデザイン実践講座」を社内で開催
・現職にて新規事業構想の役員承認を得て本格始動
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■所感
ちょうど、転職をしたことをきっかけに、前半と後半で大きく状況が変わったのですが、中でも、これまで外部コンサルタントとして支援側で実施する割合が大きかった人材開発・組織開発・新規事業開発を、大企業の社内で、正規の役割として実践できる様になった事が大きな違いであると実感します。
大企業の中で、人材開発、組織開発、新規事業開発の3点を、マネージャー、研修講師、ファシリテーター、実践者といった複数の立場を使い分けながら、それぞれ「正式にアサインされた業務」として実践できる事は、思った以上に力強く変革を推進できる立場にあるのだという事を日々実感しています。
これは、転職者ならではなのだと思われますが、社内でこれらの分野のプロフェッショナルとして認知されていることで、自身のマネジメント範囲を超えて関係部署を巻き込めている事が一つの要因でもあります。今は社内活動であるゆえに、具体的にお伝えするのが少し難しい部分もあるのですが、いずれ誰にでもご理解いただける具体的な成果としてお伝えできると思いますので、ご期待ください(笑)
■2022年の展望
上記を踏まえて、2022年は社内の新規事業推進体制を更に強化するために、2021年にも注力していた社内のネットワークをより強化したいと思っています。
人的な繋がりはもちろんですが、できれば目に見える形で体制・活動基盤を作りたいと考えております。
イノベーションを起こし続けられる組織へと変革を進めていきますので、良いご報告ができるのを楽しみにしております。
そしてもう一つは社外での体制・活動基盤の強化です。これが社内での活動に良い影響がある事は先に述べた通りです。
グロースワークスの事業活動も含め、社外でのプロフェッショナルとしての活動が社内での認知と連動している事もあり、執筆・講演の機会を含めたアウトプットはもちろん、こちらもできれば目に見える形で体制・活動基盤を作りたいと考えております。
イベント等への登壇や、セミナー・ワークショップのご提供など、積極的にお引き受けしておりますので、是非お声かけ頂けたら幸いです。
想定よりも長文となってしまいましたが、これらの活動の源泉は、冒頭に書かせていただいた私のミッションである「挑戦」への渇望です。その奥底には、目の前の不具合・機能不全・不条理をどうしても見過ごせず、何とかしたい、自分なら何とかできるのではないかとつい思ってしまう持ち前の性格があり、実は不便なこともありますが、これを大切にしながら、楽しめる工夫を重ねることで、それぞれを持続可能な活動にしていくべく、これからも心身を磨いて参ります。
ここまで読んでいた頂いた貴方様は、間違いなく私の仲間です。更なるご縁を頂けましたらありがたく、末筆ながら皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。