#63 学校給食事業における公民連携を考える
IT先進地域の神山町が仕掛ける次の一手
神山町、まるごと高専を視察して感じたことをまとめておきたいと思います。今回、私が参加したのは、徳島県神山町で開催された「School Food Forum2023 ー地域でつなぐ食と農ー」です。
主催している団体のHPは、こちらのリンクから。
NPOまちの食農教育 https://shokuno-edu.org/
神山町は、人口約5000人ほどの山間にある町ですが、10年位前にはIT関連のベンチャー起業家が集まる街として有名でしたね。まずは、以下のリンクから、これまでの取り組みを知った上で、食農教育への流れを捉える必要があると思いました。私も、数年前に訪問したのですが、神山町は、民間主導の地域再生として、IT基盤整備の上に、「ものづくり✖️教育」を意識したいわゆる人的投資に主眼を置いた事業を展開されてきているという印象でした。
神山まるごと高専とは
そうした経緯を辿って、神山町のIT企業が設立したのが「神山まるごと高専」なのですが、この学校、起業家を育てることを主眼にした全寮制の高校なのです。
今年、40名の新入生を迎えて開校した、神山まるごと高専は、その校歌の作曲を坂本龍一さんが、作詞をUAさんが手掛けたことが、大きくニュースでも取り上げられてましたね。
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