#168 鶏が先か卵が先か? 方針が先か調査が先か?
学校給食調理場が老朽化してるからなんとかしたいけど、何から手をつけていいのやら。。。というご相談を受けたりするので、今までのnote記事から関連記事を抽出して、私が関わるとどんな感じで進むのかというマガジンを購読できるようにしています。よかったらご覧ください。
今回は、基本方針を作成するには、どういった手順を踏むのか?本当に自分たちで作成できるのか?というおはなしです。私が関わる場合、職員が自ら作成すべきだし、作成できると考えています。
学校給食事業の中身は複雑なのよ
何十個もある老朽化した調理場を、集約して再編するというのは、調理場という建物の話だけでなくて、食材の調達の仕方、配送の調整など、関連するファクターが非常に多くて、それらが複雑にからみあっています。
関連するファクターが多いというのは、当然、関連する人が多く存在することになります。なので、最初は現状把握のため調査報告書を作成するところから始めるわけですが、これが超絶ムズい(笑)
だいたい、私にご相談いただく段階では、教育委員会の担当者が調理場の実際の現状を知らない、給食そのものを食べたことがない、食材調達も調理場にお任せ、という状態のところがほとんどです。どういうわけか調理場を建設するとなると、その何もわかっていない担当者が出現するのです。
なので、私が現状把握のための調査報告書を作成から取り掛かるのは、そういった担当職員の方に現場に入り、給食について学び考えてもらえるよう基礎知識を身につけてもらうための作業になるわけです。
一緒に報告書を作成し、文章を添削していく中で、思い違いや知識不足について指摘させていただくのですが、これをやることによってやっと同じボキャブラリーで議論できるようになります。
調査報告書ができたら。。。
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