「タレントコーチ」と揶揄されても
我が家の土曜日の朝はズムサタを見るのが定番です。
見たい番組というよりも、もはや惰性となっていて考える余地のないチャンネル選択。そもそも、朝ごはんの準備や片付け、朝の身支度をしてる中でテレビから流れてくる情報はBGMのごとく環境音と化しています。それでも、今日は手を止めてチャンネルに釘付けになりました。
【巨人軍の宮本コーチが出演】
今シーズンから巨人軍に投手コーチとして復帰し、見事リーグ優勝を達成したことは周知の事実ですよね。ただ、当初は世の中からは様々な風当たりがあったことを初めて知りました。
最たるものはおそらく「タレントコーチ」という揶揄。現場で見ていない人間がいきなり現場に出てきてどんな指導ができるんだ!?というような批判だったのかな。言葉から僕が勝手に想像しただけですが、実際にはもっと生々しかったり、嫉妬のような批判もたくさん起こっていただろうなと思います。
ただ、蓋を開けてみれば今シーズンの巨人軍は5年ぶりのリーグ優勝。監督コーチの功績を数字で測ることはできないのですが、優勝への貢献度は非常に大きかったのではないかなと思ってます。
コーチの資質や能力とは?
現場から離れていると、試合勘や勝負勘は間違いなく薄れてきます。プロのリーグであれば当然結果が求められるので、その重要性は言うまでもありませんよね。
試合勘や勝負勘に劣る「タレントコーチ」であったとしても、宮本コーチは圧倒的なコミュニケーション力で、選手の技術的&精神的な支えになっていたんでしょうね。番組内の選手の話からそれが伝わってきました。
この”精神的な支え”というところがミソ。コーチはたしかに、技術や知識を教える存在ですが、それだけじゃ不十分です。
コーチが理解しているだけではダメで、それをちゃんと選手に伝えられること、選手自身が理解できること、さらには選手自身が実践できて、再現できることがポイントなんだろうなと思います。
①コーチが理解している(知識、経験値が高い)
②コーチが選手に自分の言葉で技術や経験をしっかり伝えられる
③選手自身が理解できる
④選手自身が実践できる
⑤選手自身が再現できる
原監督の深い一言
原監督もべた褒めでしたね。
「『日本伸びる人コンテスト』があったら相当伸びたと思う」
という表現を使っていましたが、宮本コーチが就任当初に辛い意味で変化(成長)したこと、優勝に貢献したことがこのことからも伝わってきました。ただ、それ以上に深いなと思ったのは
「(選手から宮本コーチに対して)一つ二つ悪口が出るようになったら本物だよね」
と言う言葉でした。優しくしていれば選手は慕ってくれます。話が面白ければ選手は聞いてくれます。でも本当の信頼関係って実はもっと違うところにあって、価値観をぶつけ合い&遠慮なく言い合うことでわかる本当の想いを形にできたら本物だと言うことなのかもしれません。
これってスポーツに限らず、日常生活でも一緒ですよね。沁みます。。。
※動画はこちら
コーチの思い出
今回は、僕のnoteにしては珍しい野球のお話でした。でも、実は宮本コーチには少し思い出があって、僕が初めて野球観戦に連れて行ってもらった試合で巨人の先発ピッチャーとして投げていたのが”宮本選手”でした。残念ながら対戦相手だったヤクルトの広沢選手に豪快なホームランを浴びて完封負けしましたが、”宮本コーチ”をテレビで見るたびに、その当時のことを思い出します。
まぁ、有名人を一方的に知っているだけの、よくあるパターンですが今回もその時のことがあったので琴線に触れたのかもしれません。
僕にとってのコーチといえば、この辺りのお話で詳しく語ってます。
それぞれの年代で素敵な「師」に出会いました。そしてたくさんのことを学び、今でも迷ったり困った時はそういった人たちの価値観や想いを振り返り、自分を奮い立たせることもあります。
そして、立場が変わり自分が人を支える側になった時に、果たしてそういったことができているだろうか?自問自答しています。
今日は朝から心が動いた1日でした。
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