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年老いた親に「何回も言ってるでしょ!」と怒らなくて済む、意外な方法。


これを読んでおられる方は30代か40代の方が多いと思いますが、年齢が上がってくると、(私の場合は特に60歳を過ぎてからですが)若い頃にはなんとも無かったことに不自由さを感じる場面が多くなってきます。


耳鳴り。耳が遠い。めまい。ふらつき。何にもないところで躓くなど。老眼の度が進んで、老眼鏡とメガネ型ルーペを併用しないと生活に支障がでできたというのもそのひとつ。


情報としては知っていても、自分が実際になってみないと解らないことってあるんだな〜と実感しています。


耳鳴りがあると、耳が遠くなくても聞こえにくくなります。うちの母のように、耳が遠くても聞こえているふりをしていることもあります(笑)


こちらが何度も言っていても、聞こえていないときもあるんです。そんなときに、いちいち怒っても何の解決にもなりません。


それと、以前言われたことの方を覚えていて、最近変更されたことの方を失念していることもあります。情報の更新に疎くなる傾向があるんです。


怒られてばかりいると、そのことに嫌気が差して聞く耳を持たなくなってしまうこともあります。もちろん元から意固地な方もおられますが(笑)




では、こういうときにはどうすれば良いのでしょうか?




簡単な方法があります。

「文章化」するんです。


言われたことは覚えられなくても、書いたものを見ればすぐにわかります。だから覚えていなくても大丈夫なので親御さんも安心できます。


あれ、何だったっけ?と思ったときにノートを見ればいいので楽ちんだし。


それ専用のノートを決めて、そこに書いておくことをおすすめします。チラシの裏に走り書きとかダメですよ。ちゃんとノートに書いてくださいね。


親御さんが「そんなのもったいない」と仰っても、これは大事なものだからと突っぱねてください。ちゃんとした、しっかりしたノートに書く、これがとても重要です。


書くのは貴方でも親御さんでもどちらでも構いませんが、後で見返したときにわかりやすいように、


①大きめの文字で


②キレイでなくてもいいけどわかりやすい字で


③簡潔に書く


この3つがポイントになります。



見やすくするために、箇条書きにするのも良いでしょう。



そのノートをいつでも見られるところに置いておきます。無くさないように、置き場所も決めておくとよいです。


親なんだからこのくらい分かってよ、と思う気持ちもわからなくはないです。親が老いていくのを見るのは寂しいですし、なんとも言えない辛さがありますよね。


でも親御さんが不安を感じることなく、また怯えたり萎縮することなく行動できるようにするためにも、苛つかずにやっていきましょう。


赤子笑うな 来た道じゃ

年寄り笑うな 行く道じゃ



ご自分もゆくゆくは高齢者になるのだということをお忘れなく。


親の問題として片付けも出てくると思います。

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ひろよ65歳@カリンバ弾き
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