「起業の科学」を読んで、初期〜現在を振り返る
現在開発中の「アテンダー テストα版」が、ようやく今月末に公開できます。(正確には、とりあえず出す!というレベルですが)
テスト版なので、完成度が高い作りではなく、これから要望など取り入れて磨きあげていきます。まさに我が子のようだ^^
さて、ここまで来るのに右往左往な日々でした^^;
その一番、悩まれていた時に1冊の本に手を取り、そのおかげで問題点だった箇所に気づき、なんとか最悪の結果を改善することができた。
その本は「起業の科学」という書籍。
この書籍のおかげで、なにがいけなかったのか?という原因も踏まえて理解できたので私はこの本に出会えてよかったと思っています。
3月に入り、入門編なる新刊も出たので、起業検討中〜1年目の方、また以降出てくる私と同じようなミスをしていたと実感した人は、この新刊がちょうどいいかもしれません。
会社員経験を活かした、最大のミス
私の最大のミスは会社員、常駐型フリーランスだった時のマネジメントスタイルを使ってたところ。
設計やドキュメント関連は不要と考えてたが、開発チーム、デザインチームを分断し、分業制スタイルにしていたことが最大のミスだったなと。
また、私自身がはじめはクラファン集中していたことにより、進捗管理を任せていた部分。(クラファンはかなりの自分の時間を取られるので、初期段階では、個人的にあまりオススメしません^^;あらかた体制が取れて任せられる段階になってからやることがオススメです。)
大手や中堅分業制スタイルは、スタートアップではミスコミュニケーションに繋がりやすく、確認が増えてコミュニケーションコストが膨大になります。
上記がきっかけで、
・優先度はどれか?なぜそれが先に上がってきたのか?
・それは私の担当なのか?
・どこに管理資料がある?
といった、分業制あるあるの問題が出てしまったんです。
全員が複業で行なっているため、どうしても稼働活用できる時間が少ない。ホントこれは苦い経験です。
資金を抑えるためにフルタイムではなく複業形式で分業など一つの分野に集中というスタンスをとっていましたが、結果遅れるのならその分追加コストは払うわけでモーレツに反省している部分となりました^^;
書籍「起業の科学」でもありますが、初期メンバが見てる先は常に一体。ここがバラバラだったというのは本当にキツイ。痛恨のミス
資金が目減りする不安
スタートアップは資金が重要。
私は企業からの出資を受けず、以下の資金で挑戦していました。
自己資金+クラファンのお金+融資(公庫)
通常、スタートアップは初期段階では売上たってないため融資は厳しいのですが、私は別事業があり、その事業拡大を前提で融資受けてました。
とはいえ、サービスにかかる売上は当然ないので別事業があるとはいえ毎月赤字になっていくわけです><
リリース遅れが続くほど、資金面による不安は相当です^^;
人を増やせばいいってもんでなく、表では特に問題ない顔をしていましたが裏ではまぁ不安などがありました。
金を集めるのが経営者の仕事、というのはまさしくな感じですね。
そして、案外借りるのも売上が立ってるとはいえ簡単じゃないんだなぁってのがここ半年に思った点です。
抜本的改善〜逆転劇〜
「起業の科学」を読み返し、ズバズバと痛いところを指摘されているようでした苦笑
・体制の問題
・進め方
・ミッションやビジョン
・このサービスは?と皆が言えてない(これはまだ・・・)
・人数が多いこと
などなど。進め方が問題であることなどが見えてきました。
分業制の廃止。進捗管理体制などツールも全て見える化。
なんちゃってアジャイルスタイル→アジャイルへ。
これによい、開発の終わりが見えてきました。
私は私で、ローンチ後の展開などを中心に営業などを進めてましたが、それを辞めて、ユーザーとなる方達に焦点を当てヒアリングしたり、ニーズを中心に洗い出す動きとなってます。そして事業計画や、開発の改善要点などに割り当てたりなど進め方も変えたのです。
「起業の科学」を読んで気づいたのですが、どうやら私は、
「あったらいいよね(Nice Have)」機能を多数洗い出し、
「これは必要だ!(Must Have)」機能の対応が後回しになってたという点に気づきました。すごく反省です。
恐らく、私は前述した事業でなまじ結果を出していたことから過信していたのだと思います。ローンチ遅れの失敗は身を持って経験することができました。おかげさまで今後、こういったミスは防げると思います。
身をもって体験したからこそ「起業の科学」がバイブルのように感じれました。今後も「ちょっとこのままだとヤバくね?」というのは続くでしょう。
その時は振り返って今一度、この本を読んで原点に振り返って見ようと思ういます。
おわりに
今回、「起業の科学」のおかげで失敗していた点に、具体的な失敗原因も理解した上で解決できた部分が強かったです。
そのため、私だけがこの内容を理解しているだけでは共通言語として成り立たない。そのため開発メンバにはこの本を読むことを示唆しています(ちゃんと読んでくれるかな。)
私自身、まだこれから山あり谷ありな状況。
偉そうなことは言えないですが、私と同様の段階や起業検討中も多いと思います。
起業は失敗を恐れるな!と言いますが失敗しないための努力は当然するべき。そのための努力が、こういった書籍を読むことかなと思います。
まだ見えてない失敗もあるかもしれません。ただこの本があるので、常に改善し続けることは可能かなと思います。
ぜひ、手に取り読まれることを推奨します。
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よろしくお願いします。