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遺言書の付言事項
私の仕事は生命保険募集人です。
仕事柄、何度かお客さまの遺言書の立会人になったことがあります。
生命保険は相続に一番強い金融商品だと言われています。
確かにそうだと思います。
が、それだけでは完全ではない。
生命保険の仕事を長くしていればいるほど
生命保険という商品の特徴を知れば知るほど
感じるのが「遺言書の大事さ」です。
これは被相続人から相続人への
やさしさのカタチ。
その中でも「付言事項」の効力は
絶大だと感じます。
15年前でした。
会社の勉強会に登壇したのが
相続遺言書専門行政書士の佐山和弘さん。
そのときに初めて遺言書の大事さ、
その中でも付言事項の大切さを知りました。
付言事項のことをネットでこう説明していました
↓
遺言とは、自分が死んだあと財産を誰に残すのか、どのような形で残すのかを意思表示するものです。法律の決まりどおりに作成されている遺言は、法律上の効力を有します。
付言事項は遺言に追加できる記載事項のことで、法律上の効力は有しません。
付言事項は、感謝や希望などを記した手紙のようなもので、揉め事を減らすためにも有効です。
↑
「家族への感謝や希望など、メッセージを伝えるための手紙のようなもの」と捉えるもの。
僕は40歳で自分自身の遺言書を作りました。
特に大きな病気になったわけでも
大きな財産があるわけではないのですが
お客さまとお話するときに
まずは自分自身が遺言書を作成していることが
大事だと考えてのことです。
自分の遺言書も付言事項を大事にしました。
妻への
子ども達へ
世話になった人へ
お客さまへ
友達へ
会社の皆さんへ
それぞれを別紙も含め付言事項に書きました。
このブログを書くために久しぶりに読み返しました。
僕が死んで後、これを読んでくれた人に
想いは伝わると再度思えました。
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2年前、ある80代のお客さまの遺言書立会人になったときのことです。
それぞれが付言事項に素敵な言葉を記していました。
ご主人さんは
「いつも私を支え、どんな時も優しくいてくれた妻〇〇に感謝します。」
と。
奥さまはご主人さんに
「海外での生活もさせてくれました。幸せな生活を送らせてくれたことに心から感謝します。」
とありました。
それぞれ個別に公証人の先生の前で確認が行われます。
そこで立会人として立ち会いました。
50年以上の夫婦生活。
その最後のラブレターを送りあっているお二人の姿に
ただ「立ち会う」だけの僕は泣きそうになりました。
今回、前出の佐山先生が新しい著書
『本当に使える遺言書の取扱説明書』
を発刊しました。
すごくよくまとまっている。
いい本です。
同じ生命保険募集人にも読んでほしいのですが、
遺言書に少しでも興味のある方には
読んでほしい一冊です。
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今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今週も頑張っていきましょう♪
月曜日だけど、金陽でした(^^
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿859日目)2024.11.25
沖縄の生命保険セールスマン
(※あくまでも宮城の個人的な感想、意見です。あしからずm(__)m)