富士山登山③(山小屋到着到着~山頂)
今日の投稿も富士山登山。
せっかくこの機会をいただいたので、
気持ちも整理しながら、
僕自身の備忘録としても投稿させていただきます。
昨日は八合目の入り口に到着…で終わりでした。
今日はそこから。
ちなみにこの時点で3000mを超えている場所にいます。
(八合目の宿到着)
八合目の山小屋蓬莱館に到着
そして今日宿泊(と言っても仮眠程度)の
蓬莱館に18:45到着。
19:15にカレーを食べて仮眠。
ここでのカレーが体にしみました
22:50までの実質3時間の睡眠。
身支度を整えて
23:10富士山頂上へ向けて出発
山小屋では雑魚寝と聞かされていましたので
フェリーの2等船室のような大きな部屋と
考えておりましたが、
2段ベットの上のところに
長男と二人で寝ることができました。
体をボディーペーパーで拭いて
(富士山には水道がなくシャワーはない)
着替えて寝ましたが、
横に寝ている長男を見ながら
小さい頃は腕枕して寝ていたなぁ…
「父ちゃんトントンして」
とせがんでくる長男に胸をトントン
しながら寝かしていたなぁ…
長男が生まれてくれたから
父親になれたんだなぁ…
一緒に寝るのはこれが最後かもなぁ…
などということを考えて、
少し感傷に浸ってました。
と思ったらすぐに寝落ち。
寝たと思ったらすぐに起床。
(八合目から頂上へ)
23:10富士山山頂へ向けて八合目山小屋を再出発。
真夜中です。
吐く息は白い。
いい感じの寒さ。
星空がうつくしい。星が近くに見えます。
ちょうどペルセウス座流星群の時期。
あちこちで「流れ星みれた!」などと
声が聞こえますが、僕らは見えず(泣)
ここから5時間かけて頂上を目指します。
登山者みなヘッドライトをしているのですが
上を見上げるとそのヘッドライトの列が
はるか上まで続いています。
ずっと歩いてもこのヘッドライトの列が
ずっと続いている。
「歩いても歩いても頂上は見えず。じっと手を見る」
石川啄木のような詩が頭に浮かんできます。
どこまでも続いていくヘッドライトの列が
今も頭から離れません。
絶望的な光景です。
しばらくこの絶望的な光景は
消えそうにありません。
ずっとずっとずっと歩いて
山小屋が見えてきました。
ガイドさんの「あの山小屋で休憩します」
との声で少しやる気が出てきます。
ここで見えた山小屋が
「上江戸屋 本八合目」
・・・
本八合目? 目を疑います。
これだけ歩いてもまだ八合目なの?
本八合目の「本」ってなに?
さっきの八合目はニセモノだったの?
富士山てときどきウソつくよね(富士山すみませんm(__)m)
そういうネガティブな感情になってきます。
あれだけ歩いてもまだ八合目という現実。
これが富士山登山の厳しさです(個人的感想)。
ここの山小屋であんパンを二人で食べました。
長男はいらないと言っていたのですが、
僕だけ食べるわけにいかず二つ買ったので
食べてと長男に手渡すと
「このあんぱんおいしい」
食べないと言っていた長男がいいます。
このアンパン、特別なものではないのですが
とにかくおいしかった。
あの心と体が極限に近づいていく中で
食べ物の果たす役割の大きさを感じます。
なんかやる気が出てきます。
そしてそこを出発。
「あと2時間です」という声。
そこからもずっと登っていきます。
人の列で渋滞ができていますが、
止まっている間は空を見上げます。
星がキレイ。
ここでもちゃんと深い呼吸をしていたので
高山病の症状はなし。
頭もいたくないし、空気の薄さも感じません。
優秀なガイドに最初に叩きこまれた
この呼吸がここにきて効いている気がします。
そして頂上直下の最後の難所の岩場へ。
「あと200mです。頑張ってください。前の人との距離をつめてください」
誘導棒を持っている誘導員さんの声が聞こえます。
さらに進みつぎの誘導員が見えました。
声が聞こえます
「あと200mです。頑張ってください。前の人との距離をつめてください」
???
さっきも200mと言っていたけど…
さらに進みまた次の誘導員が見えました。
声が聞こえます。
「あと200mです。頑張ってください。前の人との距離をつめてください」
何回200mが続くんだ。
がんばろうと思うよりも
富士山のウソツキと思ってしまいます(富士山すみませんm(__)m)
心も体も極限状態。
頂上の最後の鳥居が見えます。
その鳥居をくぐってゴールかと思いきや
あと15段くらいの高めの階段。
「まだある(泣)」
と泣きそうになりながらやっとの思いで頂上到着。
頂上に到着!!!
登って右側に進んだところで
ザックを下ろして休憩。
甲府盆地の街あかりと星が見えます。
その時点で04:30。
腰を下ろして最初の長男との会話
僕「かい(長男かいじ)登ったな」
長男「うん」
僕「疲れたな」
長男「うん…父ちゃん、登ったということは
降りないといけないってことだよね」
僕「たぶんそういう事だと思う」
長男「降りられない、そのままここでいい」
僕「日本で一番天国に近い場所から
そのまま天国へGOだなッ…
ておいッ」
父の軽いノリツッコミにまったく反応しない長男。
20歳の肉体と精神を確実にノックダウンさせてます。
そこから奥の山小屋に進み、その山小屋で
豚汁をいただきました。
おいしい・・・おいしい・・・
生きていることを実感します(大げさなッ)
カップラーメン食べたかったのですが
一番早いのが豚汁ということで豚汁にしました
(お店の人が忙しいから他の物頼むなオーラもあり…(笑))
そこでご来光を待つということに…
想いのまま書いていたらあっという間に2000文字超。
すみません。
全然進みませんが、明日は山頂での景色や
ご来光のこと、そして下山のことを
レポートさせていただきます。
正直、登頂をはたしても満足感というのはなく
疲労感だけでした(泣)
これが事実でした(宮城親子の場合は)。
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今日も頑張っていきましょう♪
木曜日だけど、金陽でした(^^
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿757日目)2024.8.15
沖縄の生命保険セールスマン
(あくまでも宮城の勝手な考えです、あしからず♪)
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