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プロの後ろ側にあるもの

ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会、竹田麗央選手が今季6勝目。
初のメジャー制覇で幕を閉じました。
昨日までの3日間、この大会のボランティアをさせていただきました。

同じ会社の3名。右の吉元先輩は2日連続キャリングボード。おじさんがんばった♡


 
初日はキャリングボートというボードを持って3名のプロの成績をギャラリーに知らせる役目。
2日目・3日目は練習場でスタート前、後に調整の為練習をする選手のお世話をする役目。
 
どの役目もプロを近くで見ることができました。
 
その中で感じたこと。
まず結論から行くと
「プロの世界はきびしいな」
ということ。
 
僕らはトッププロの表の舞台しか
見ていませんが、
ここに来るまでの道のりは
決して簡単なものではなかったはず。
 
まず女子プロゴルフ選手になるためには
「プロテスト」というものを受けるとのこと。
 
1次予選から試合形式での試験が始まり、
上位に入ると2次予選、
そして最終プロテストに進出。
その最終プロテストの上位20位タイまでが
合格となり、
日本女子ツアーへの出場権が認められる。
前回は600人あまりが受験し、
合格者はわずか21人。
合格率、実に3.3%。
 
でも、この受験する600名も
「ノリでプロテスト受けよう~っと」
と言って受ける人はいないはず。
小さい頃からここを目指してきた人たちばかり。
その何倍もの人がその前に夢をあきらめたのでしょう。
 
その上にこの目の前のプロは存在している。
そう考えると、寒気がする想いでした。
 
練習場に見に来られている家族であろう方たちの努力というのも相当なものがあったはず。
 
 
そんなことを考えながら目の前の
プロを見ていましたが、
初日のキャリングボードを担当した26組に
新垣比菜選手がいました。
その立ち居振る舞いに心を奪われました。
 
1ホールのスタート前、
ティーグランドに現れた新垣比菜選手に
ギャラリーテープの一番前にいた
小学校低学年くらいであろう女の子が
新垣比菜選手の応援タオルを持ちながら
大きな声で
「新垣比菜選手がんばってください!」
と声を掛けました。
スタート15分前に待機していた僕は
その女の子を見ていました。
一緒に来ているお父さんと何度も
声をかける練習をしていました。
そして本人登場で勇気を振り絞って声をかけた。
それに気づいた新垣比菜選手は迷いなくその子に近づいて「ありがとう!」と言いながらグータッチ。
女の子は大喜び。
スタート前緊張もしているはずなのにその行動。
なんかスタート前なのに泣きそうになりました。
 
こういう一場面がこの子の将来にどのくらいの影響を及ぼすのか。
新垣比菜選手自身もそういう経験があるのかもしれない。
その影響力というものを身をもって知っているのでしょう。
 
ただ、先日のこのブログへのコメントで、
子ども達の少年野球の指導者である方から
「勇気をもってサインくださいと言った野球少年に対して『こんな紙切れにはサインできない』と断ったかつての名選手がいました」
ということを聞きました。
その少年は「自分はぜったいにこんなことをしないプロ野球選手になる」と誓ったとのこと。
このかつての名選手はどういう気持ちでそうしたのかわかりませんが、この一瞬だけを切り取られてしまう。
僕ら一般人はその一瞬だけを切り取って生きていくことになる。
 
僕、好きな歌手がいるのですが、
「一度はリアルに会ってみたい」
という気持ちと
「一生会わないでいたい」
という両方の気持ちがあります。
 
それは上のかつての名選手と同じ行動をとられたらショックで、その歌手の歌と同時に紐づいた思い出もすべて台無しになってしまいそうな気がするから。
 
プロとはそれもひっくるめて背負い込む存在。
 
プロゴルファーも歌手も人間なので、いろんなことが日々あります。
笑顔も作れないタイミングもあるのが当たり前。
 
それなのに、四方八方をギャラリーに囲まれて
一挙手一投足すべてを見られるプロという存在は
僕らが考えている以上に厳しいものであるはず。
 
そういうことを考えると
このプロの世界の厳しさを感じました。
 
この3日間、いろんなことを考えながら
ボランティアしていましたが、
厳しい世界の人たちに触れて、
自分自身もなんかやる気が出てきています。
いい経験をさせてもらったボランティアでした。

会社のブースもありました♡
最終日の18ホール。なんか緊張感漂っています♡


 
 
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今週も頑張っていきましょう♪
月曜日だけど、金陽でした(^^
 
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿782日目)2024.9.9
 
沖縄の生命保険セールスマン
 
(あくまでも宮城の勝手な考えです、あしからず♪)

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