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失敗を恐れず、挑戦し続けることこそが成功への近道

ビジネスの世界には「現状維持」というものが存在しません。時代は常に移り変わっていて、何もしていないとすぐに時代の流れに取り残されてしまいます。パーソナルトレーナーは基本的に対面型の接客・営業というスタイルなので、意外とビジネスモデルがシンプルです。そのため、5年前、10年前と働き方が変わらないという人も多い気がします。

とはいえ、自分のビジネスを拡大させて売上を伸ばすには、絶えず新しいことに挑戦するしかない。ここ数年で強くそのことを実感したということを、今日は書いていこうかなと思います。

コロナ禍の大逆風から始まった「オンラインパーソナル」

ここ数年で僕たちの生活を一変させたものと言えば、いわゆるコロナ禍です。オフラインで人と人が会うことそのものが制限されるというのは、ほとんどの人にとって初体験だったと思います。

このとき一気に発展したのが、「オンラインパーソナル」という新サービスでした。主にZoomなどを使って、遠距離にいる人にもパーソナルレッスンができるようにしたわけです。

当初、オンラインパーソナルは「実際に対面でお客様を見れないのに、流行るわけがない」という声がありました。参入しても、失敗する可能性が高い商売だと思われたわけです。

一方で、オンラインフィットネス市場は今後どんどん成長していくという声もありました。実際にどうなったのかを見ると、少なくとも僕の周りでオンラインパーソナルを今も続けている業者は少ないです。

それはもともと1対1とごく少人数で指導を行っていたパーソナルトレーナーにとって、コロナ禍の影響が少なかったこともあるし、ターゲットのニーズ(直に体を見てほしい)とのミスマッチがあったともいえます。

一方で、オンライン自体のニーズは非常に高く、FEELCYCLEが展開しているオンラインフィットネスなどのサービスは市民権を得た状態にまで成長しています。

挑戦しない人が圧倒的に多い時代は「やってみた人」が勝つ

身の回りの人々を観察していると、やる前から諦めている、挑戦しない人が圧倒的に多いなとつくづく感じます。これはフィットネス市場に限らず、かなり多くの業界で見られる現象ではないでしょうか。

そうなると、現代は「やったもの勝ち」の世界なんじゃないかと感じます。

先ほどのオンラインパーソナルについても同様です。もちろん、この市場に参入してあまり売上が伸びなかった人は多いと思います。しかし、中にはオンラインレッスンやレッスン動画の配信で売上を伸ばした人も存在するんです。

僕自身、コロナ禍以前は数十人の受講生を前にセミナーを開くことが多かったんですが、コロナ禍をきっかけにオンラインセミナーやSNSのライブ配信に切り替えていきました。結果、それ以前よりずっと多い人々に情報を届けられるようになったんです。

オンラインのいいところは、初期費用を最小限に抑えられる点にあるところだと思います。ライブ配信の環境にこだわるとびっくりするような費用がかかってしまいますが、今はスマホと数千円の三脚と安定したネット環境があれば、誰でも動画配信できる時代です。

スマホとネット環境はすでに持っている人がほとんどだと思うので、投資すべきはせいぜい三脚くらいなものでしょう。そういう追加投資と配信するコンテンツ作り、実践だけでオンラインによるサービス提供はできるようになります。

先ほども話したとおり、オンラインビジネスを始めてうまくいかなかった人はたくさんいます。ですが、何もしなかった人よりはるかに成功のチャンスがあります。仮にうまくいかなかった場合も、初期投資を最小限に抑えていれば簡単に軌道修正できるし、撤退することも容易です。仮に失敗しても、新しいチャレンジにその経験を活かせばいいんです。

失敗を恐れるあまり、新しいことにチャレンジできない人の気持ちもわかります。やっぱり一歩踏み出すことは怖いです。しかし、小さな失敗を恐れずにチャレンジを重ねてください。よほど危ない橋を渡らなければ、失敗したとして人生を狂わすほどのダメージを負うことはありませんから。

むしろ、小さなチャレンジと小さな失敗を何度も何度も繰り返せた人が、もっとも成功に近いだと思います。コロナ禍は、そのことを改めて再認識できる時間でした。

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