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異業種の仲間を作りお互いを助け合える経済圏を作ろう

皆さんは異業種交流会に参加したことがありますか?現在フリーランスや起業して活躍している人は、商工会議所や中小企業経営者のコミュニティに参加したことがありますか?

こうした集まりについて、「なんとなく怪しい」「物を売りつけられそう」「新しい会員を入れなくちゃいけないとか、ノルマが厳しい」とあまりポジティブなイメージがない人も多いと思います。仮にこうした集まりに参加していなくても、異業種で頑張っているフリーランス・経営者と仲良くなることは大事だよということを、今日は話していこうと思います。

異業種の仲間がお客様を紹介してくれた

僕は商工会議所や経営者のコミュニティに参加したことがありません。ですが、異業種交流会や名刺交換会といったオフラインのイベントには、かなり頻繁に足を運んでいました。セッションで忙しかったときも、セッションの合間をぬって人と会う時間を作っていました。

そこでは、保険や不動産の営業マン、コンサルタント、ボイストレーナーなど、本当にいろんな業種の人と仲良くなりました。その中で、保険の営業マンと不動産投資の専門家、管理栄養士さんと特になかよくなって、すごく小さなコミュニティを形成しました。この3人とは週1回ミーティングなどをする仲で、自分たちのお客様を他の人に紹介することもありました。実際、このメンバーから僕は20人以上の新規のお客様を紹介していただきました。

新規のお客様のおかげで、僕のビジネスはかなり安定化しました。他の仲間も、お互いに紹介し合ったお客様で自分のビジネスが軌道に乗り、収入が安定していきました。

自分を含む小さな経済圏を作る

フリーランスや経営者としてビジネスに取り組んでいると、(取引先などの関係者を除き)自分の業界以外の人々と接する機会がグッと減ってしまいます。そんなとき、異業種の人々が出会える交流会やコミュニティに参加することは、メリットがかなり大きいです。

例えば、異業種間の交流を深めることで、ビジネスパートナーとなる仲間を見つけられる可能性があります。トレーナー業であれば、お客様の管理や経理などの事務に詳しい人、SNS運用などマーケティングに精通している人、店舗出店するのにおすすめの不動産を紹介してくれる人とは、ぜひ仲良くなりたいですよね。

こうした専門家と交流会で仲良くなれれば、お互いの人となりが分かっているので、安心して仕事を依頼できます。気心知れた相手であれば、「この人になら安心して大事なお客様を紹介できる」となりやすいですよね。

コミュニティという経済圏でお客様を紹介し合ったり、ときには自分が相手のお客様になったりという関係が生まれることで、顧客がいなくなり廃業するといったリスクを減らせます。

今はインターネットが発展して、より遠く・より多くの人々に情報を届けられるようになりました。しかし、トレーナー業のように自分が商材である人の場合、自分を取り巻く小さな経済圏に仲間を作り、そこでビジネスが成り立つような仕組みを作ることがとても大切なんです。

事業が安定することで次の手も打ちやすくなる

小さな経済圏が作れると、生きるのに必要な収入を確保しやすくなります。これのいいところは、ビジネスをする上で避けては通れない、しかしお金も手間もめちゃくちゃかかる「集客」に費やす時間を減らせるという点です。

時間に余裕が生まれれば、より多くのお客様のセッションに時間を割くことができます。空いた時間で読書したりセミナーに参加したりして、自己研鑽に励むのもいいでしょう。家族や友人、大切な人と過ごす時間にもしてもいいですよね。

ちなみに僕は、集客に余裕が生まれた時間を「ビジネスの次の手を打つ時間」にしました。つまりはセミナー講師、オンラインサロン運営、コンテンツ販売を作ったり配信したりする時間にしたんです。そのおかげで、個人で活動するトレーナーとしてはかなり多くの人々に認知してもらえるようになりました。

コミュニティで人と知り合い、価値を提供して、輪を広げる

僕のように、積極的に人と会うのが好きで、自分を起点に知り合いを増やしていきたい!と思っている人は、どんどん人と会う時間を作るべきだと思います。なかなか自分から人に声をかけるのが苦手だな、まずは既存のコミュニティで仲間を作っていきたいなという人は、異業種交流会や商工会議所などのコミュニティに参加してみましょう。

異業種交流会やビジネスコミュニティは友達とは違い、最初からお互いビジネスになんらかのメリットを求めています。だからといって、目の前の相手をお客様にしよう、お客様を紹介してもらおうという「テイカー」な思考は、割とすぐ相手にバレてしまいます。

このnoteでも何度か触れていますが、相手に信頼してもらってネットワークを広げていきたいのなら、相手に貢献するという「ギバー」の考えが必須です。相手に自分のこと、自分の提供するサービスの価値を知ってもらって、「この人になら大切なお客様を紹介しても大丈夫」と思ってもらうこと。それができてはじめて、小さな経済圏が形成されます。

今まで、ビジネス観点での人との交流に興味がなかった人は、これを機にいろんなコミュニティに顔を出してみてください。そこで生まれた偶然の出会いが、あなたのビジネスを支えてくれるかもしれません。

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