コロナワクチンについて:レプリコンワクチンの安全性、将来の応用、今後のコロナ対策について
訪問診療において、新型コロナウイルスのワクチンについて質問を受けることが増えていますが、接種をできるだけ避けたいと考える方も少なくありません。特に、副作用や長期的な影響に対する不安から、慎重な判断が求められています。こうした中、最新技術であるレプリコンワクチンは賛否両論を巻き起こしていますが、その安全性は科学的に確認されています。
1.レプリコンワクチンの安全性
レプリコンワクチンは、自己増幅型mRNA技術を利用しており、少量のワクチンで大量のスパイクタンパク質を生成できるのが特徴です。従来のmRNAワクチンと同様、体内で一時的にmRNAが働き、抗体生成を促進します。注射投与されたmRNAは体内で8日以降、速やかに分解され、DNAに影響を与えることはありません。また、「シェディング」(ワクチン接種者から他者へのウイルスの伝播)は科学的に不可能であると確認されています。
2.ワクチンの将来の応用
レプリコンワクチンの技術は、新型コロナウイルスにとどまらず、がん免疫療法や先天性疾患の治療など、他の領域にも応用できる可能性があります。この技術は特定のタンパク質を持続的に生成する能力があるため、以下の分野での利用が期待されています。
がん免疫療法: がん細胞特有の抗原を生成し、免疫系ががん細胞を攻撃するよう誘導します。少量の投与で長期間にわたるがんの監視システムを構築でき、再発防止や新しい治療法としての利用が期待されています。
先天性疾患の治療: 遺伝子欠損や機能異常が原因の疾患に対して、欠損した遺伝子やタンパク質を体内で生成する治療法として応用できます。少量の投与で大きな効果を発揮するため、遺伝子治療の新たな選択肢となり得ます。
自己免疫疾患: レプリコン技術を利用し、自己免疫疾患(例:関節リウマチ、1型糖尿病)に対して、免疫系を再教育するワクチンが開発される可能性があります。これにより、過剰な免疫応答を抑制し、正常な免疫機能を回復することが期待されています。
3.ワクチン接種の必要性についての判断
ワクチン接種を避けたい方にとって、接種するかどうかの判断は悩ましいものです。現時点で今季市場に流通しているコロナワクチンの約8〜9割がファイザー社製(コミナティ)で占められていると予想されており、実際にMeiji Seika ファルマ社のレプリコンワクチンを今季に選ぶ方は非常に少数に留まると考えられます。
また、65歳以下の方の場合、接種費用が約1万5,000円前後かかることや、コロナ感染に対しては有効な治療薬が既に存在していること、さらに自然治癒例が増加していることを踏まえ、ワクチン接種を控える方も多いでしょう。
しかし、ワクチン接種を判断する際には、致死率の高い変異株の出現に備えること、そして各個人の健康状態や免疫力を考慮することが重要です。これらの要因を踏まえ、ワクチン接種の必要性については慎重に判断してください。
4.ワクチン接種代替案:コロナ流行時における超濃縮水素水(プリモ H+)の使用経験を踏まえて
今年の夏、私の家族全員がコロナに感染しました。最後に私自身も感染しましたが、早期にプリモ H+の吸入を開始した結果、38度以上の発熱は一過性で終わり、喉の痛みは全くなく、味覚障害も軽度で済みました。これは、プリモ H+の抗酸化作用による抗炎症効果を実感できた体験です。
感染症にかかりたくないのは当然ですが、重要なのは予防です。手洗いやうがいを徹底し、感染リスクがある場合には早期にプリモ H+を吸入することで、感染そのものを防ぐことはできませんが、症状の大幅な軽減が期待できます。
プリモ H+は抗酸化作用を有する高濃縮水素水であり、まだ広く知られていませんが、ほとんど副作用がなく、コロナ感染に対しては重症化やロングCOVID(長引く後遺症)対策にも大きな期待を寄せられる物質と考えています。今後、ワクチンと並行して予防や治療の一環として、レプリコンワクチンと同様に広く使用されることを期待します。