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木曽駒ヶ岳テント泊縦走 YouTube用の動画を撮ったけど風切り音しか撮れてなかったのでnote

ついにYouTubeを撮ろう!と意気込んで登った木曽駒ヶ岳ですが、ほとんど音声が入っていなかったのでボツとなりました。
やはり風切り音対策や胸元にGoProなどをしたほうが良さそうですね。
YouTubeをみて勉強します。
代わりにnoteを更新です。

今回の木曽駒ヶ岳はイラストレーターの友達を連れて、僕が商品化したい手ぬぐいのデザイン、僕が作ったMYOGの撮影も兼ねて行ってきました。

(ちなみに僕がちょっとハードorロングな登山道が好きなのと日焼けの問題もあって、まり子を誘っても登山へは来てくれない…)


今回の使用機材は「Nikon NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」を使用しました。登山直前に今まで使ってたレンズを下取りに出して中古3万円で購入しました。
このレンズこれまで使用してきた中で抜群に良いです!
激安キットレンズの概念が破壊される神レンズだと思います。

めちゃくちゃ写りが良くてノーストレスです。
今回の記事の写真は9割このレンズなので参考になればと思います。
今後の登山はこのレンズを持ち歩こうかな〜

Zユーザーは買う価値あり。


木曽駒ヶ岳へアプローチ

今回の木曽駒ヶ岳はバスとロープウェイを使用して途中までアプローチをして登って来ました。
通常、このような登り方ですと日帰り登山が一般的です。
しかし今回は絵を書いたり、写真を撮ったりと目的がありますのでのんびりとテント泊で行ってきました。

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菅の台バスセンターの標高850mからロープウェイの終点2,612mまでバスとロープウェイで一気に移動して森林限界を超えて千畳敷カールという場所へ行きます。

ちなみにこのロープウェイの終点である「千畳敷駅」は日本で一番高い標高にある駅として登録されています。

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ロープウェイで一気に2612mの標高まで上がるので人によっては高山病になってしまいます。
特に僕は最近の睡眠時間が2-3時間だったのと、運転して寝ていないのとですぐに高山病になってしまいました。
高山病は体質なのでしょうがないのですが、自分は弱い体質みたいです。

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千畳敷カールは最高の紅葉状態でした!
来てよかった〜

千畳敷カールの「千畳敷」は畳が1000枚敷き詰められそうだね〜って名付けられたみたいです。

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この千畳敷カールは氷河によって削り出された「カール地形」と呼ばれるものです。
スプーンで岩をすくい取った形になっており、登山は登るにつれて急になっていきます。
そして手前は剣ヶ池。通常カール底にできる池は氷河湖と呼ばれるのですが、剣ヶ池は人工的に作られた復元氷河湖らしいです。

ここを起点にしてカールを登って行きます。

1日目のんびりテント場

下記のようなスケジュールで登山をしました。
1日目:千畳敷駅→乗越浄土(峠)→中岳→テント場
2日目:テント場→木曽駒ヶ岳→濃ヶ池→乗越浄土→千畳敷駅

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氷河が流れたあとを辿って。

この峠を乗越浄土と呼びます。

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上へ出ると勇ましい宝剣岳2931mの形がよくわかります。
宝剣岳は破線ルートとなっておりヘルメットの着用が望ましい上級者向けのコースです。また行ったみたい。

今回はゆるふわなので。

途中で絵を描いたりのんびりとしました。
手ぬぐいのアイデアの探りで楽しい。色んなアイデアをメモしてきました。

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木曽駒ヶ岳直下の頂上山荘 テント場は人も少なく一等地を取ることができました。
他の場所も広くてテントを貼る場所も悪くありませんでした。
北岳のテント場は場所が無くて大変だった。

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このあとは高山病で頭痛、眠気、倦怠感、で寝てしまい。外は虚無。

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食欲も沸かずに、カップラーメンを食べただけでした。
これが良くなかった。食欲大切。
一応ダイアモックスと頭痛薬を飲んだのですがそれでも駄目でした。
寝不足後の登山は良くないですね…

2日目木曽駒ヶ岳と濃ヶ池カール

次の日はご来光を見に木曽駒ヶ岳へ上りに行きます。
テント場からは15分ほどで山頂です。

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15分であっという間に山頂。
それよりも朝日が昇りみるみるうちに空が明るくなっていきます。

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作ったサコッシュを使ってもらって写真を撮らせてもらいました。
カメラやレンズ入れられるパターンでサコッシュにしてはすこし大きめです。
カメラ機材はULの概念とは少し離れていますがそれでも持っていきたい僕なりの答えがこのサコッシュです。
僕はポーチ(鍵や常備薬など)、単焦点レンズ、財布、スマートフォンをこのサコッシュへまとめています。
レンズと交換に500mlペットボトルも入れることが可能です。

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僕が立っている木曽駒ヶ岳の影が反対の空に照らされていました。
そして御嶽山は赤く染まっています。

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頂上にも山小屋があります。
月は満月

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木曽駒ヶ岳はロープウェイができるまでは少しハードルの高い山でした。
木曽川側の駒ケ岳神社から登る修験道
伊那側の駒ケ岳神社里宮から登る修験道
の2つの登山道がありました。今では登る人が少ないですが、山頂にはその両者の神社の祠が祀られています。

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槍ヶ岳も見える。本当は次の日に行く予定だったけど地震と天候を見て行くのを辞めました。

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帰ったらコーヒーを入れて、朝食を食べて。

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下のバックパックが今回の登山と信越トレイルのために作ったバックパックです。
レイウェイバックパックという「ウルトラライトハイキング」というカルチャーを築き上げた父のような伝説の人。
その方が提唱していたULバックパックをベースに自分なりのアレンジと3Dプリントパーツを組み合わせて作りました。
改善点はいくつも見つかりましたが独自パターンと独自パーツを使用したバックパックにしてはかなり満足です。
ロングトレイルでノーストレスに使えるようにブラッシュアップして行く予定です。

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バックパック、サコッシュ、カメラストラップ
パーツやパターンまですべて自作です。
(実はマットも自作)

テントを撤収して今日は濃ヶ池カールと呼ばれる千畳敷カールの横にある氷河をぐるりと回って下山します。
このルートは中央アルプスで一番好きな道です。

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この紅葉が美しすぎる。

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濃ヶ池は中央アルプス唯一の氷河湖です。
氷河が削ってできた水たまりの端っこには氷河が運んできた大きな石が転がっています。

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このあと乗越浄土へ向けて登り返して行くのですが、高山病による食欲不振により食事を思うように取れずにハンガーノック状態(カロリー不足な状態)になってしまい、普通のタイムよりも遥かに時間がかかってしまいました。

ちなみにこの上が中岳となっており、この下にも氷河湖がります。
さらに中岳が木曽駒ヶ岳という名前の由来となっており、春になると雪が溶けて中岳付近に馬の形が浮かび上がるから、将棋の駒に見立てて駒ヶ岳という名前となったそうです。
つまり稲作の合図となる山。日本には駒ヶ岳という山がたくさんありますが、このような由来があるから名付けられています。

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このあとは雲が上がってきて視界が悪くなり、ゆるふわ登山のつもりが高山病に始まりカロリー不足となり、写真はほとんど撮っていませんでした。
足も手もフラフラです。

これまでの登山でもかなり過酷なものとなってしまいました…
ついてきてくれたイラストレーターの友達にも迷惑をかけてしまい申し訳ない。

やっぱりカロリーや食欲を刺激するものとか大切ですね。
これまでカレーと柿ピーとリゾッタだけで登山をしてきましたが、今回のをきっかけに登山の食生活を改善していこうと思います…
山用のご飯って高いから低価格高カロリーなものを探してみます。

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