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【食レポ】菓子工房 吉野屋(平泉町・和洋菓子、喫茶)

私の記事に関心をお持ちくださりありがとうございます。

「君に飲ませたい珈琲があるから…」と家族に言われ、奥州平泉温泉そば庵しづか亭さんのモーニングコーヒーはいただかず、菓子工房吉野屋さんのオープン時間に合わせて伺いました。
え~、ちょっとカッコつけました。
ふだん「君」とは呼びません。
お互いニックネームで呼び合うのですが、noteではちょっとお恥ずかしい 笑

菓子工房吉野屋さんは、NHK小さな旅「やすらぎの心を舞う~岩手県 平泉町~」でも紹介されたお店です。
創業は大正4年。
もともと和菓子屋さんですが、3代目さんが東京で洋菓子の修行をされて和洋菓子店となりました。
3代目ご夫妻も現役で、ご主人は菓子作り、奥様は喫茶の方にいらっしゃいます。
おふたりともとてもお優しくて、上品な方々です。
4代目さんは、千田農園さんの自然栽培米や山地酪農さんの牛乳など、岩手県産の原材料を厳選し、地産地消を心がけ、食品添加物も使用しない菓子作りをされています。

4代目さん、健康運動指導士を持ちジュニアコンディショニングトレーナーとしての活動もなさっているそうです。
それに加えて、一ノ関のコミュニティラジオFM ASMOのパーソナリティーまで。
毎週火曜日19:30~19:55「吉野 崇のHockory Mattary」
インターネットラジオで聴いてみなくちゃ 笑

例のごとく、メニューを取り忘れたので、外看板メニュー。
お安くてびっくり。

珈琲のセットメニューというのは、とくにないのですが、珈琲とケーキを一緒に注文するとお値引きか、大正時代の創業から作り続けている「辨慶力餅」か、どちらかを選びます。
私は珈琲とオーガニックショコラケーキにしましたので、もちろんお値引きではなく「辨慶力餅」
ゆべしにくるみが入ったものですね。

べんけいのべん、弁じゃなくて辨ですよ
この辨の字って、山本周五郎先生の「五辨の椿」で覚えたなぁ

ケーキは持ち帰りもできますし、お店でいただくこともできます。

ちょっと反射しちゃいましたが

シュークリーム好きの家族は、山地酪農牛乳を。

珈琲は、注文を受けてから一人分ずつ珈琲豆をグラインダーにかけてドリップするので、ちょっとお時間いただきます。
その間は店内散策。
私たちのお席から見える店内。

真ん中奥が厨房です

私たちのお席。

谷川俊太郎さん訳の絵本が気に入ってここのお席にしました。

柱も太いですが、天井の梁もすごいですね。

ウロウロしたり、絵本を読んだりしているうちに。
私の珈琲セットはこちら。

本日の珈琲の説明シートも持ってきてくださいました。
珈琲、あのお値段でいいの?

家族のシュークリームセットはこちら。

お店にもよりますが、いつも半分こか、ひとくちずつシェアします。
「君がつくるカスタードクリームと同じ味だ」と家族が驚きました。
私もひとくち食べてみて「ほんとだ」
かつて菓子屋を営んでいた私の両親から作り方を教えてもらったカスタードクリームと同じ味で驚きました。
なんだか、ここで両親に会えたような気がして嬉しくなりました。

そして、もうひとつの心地よさ。
後からいらしたお隣の席の方々。
3代目さんのお友達お三方。
本日のBGMのJAZZはこの中のおひとりが、スピーカーをセッティングされて、おそらくLPも。
お話を聞く気はなかったのですが、会話が聞こえてきちゃった…
このぬくもりのある木造の店内に響く音はいいですねぇ。
本日の1枚目は「Somethin Else」

キャノンボール・アダレイのアルバムですが、この頃、いろいろ問題のあったマイルス・デイビスのためのコラボですね。
我が家の棚からもひとつかみ 笑

残念ながらCDです

菓子工房 吉野屋さん、JR平泉駅から徒歩2、3分です。
美味しいお菓子と、珈琲と、牛乳と。
そしてJAZZをぜひ。

菓子工房 吉野屋
岩手県西磐井郡平泉町泉屋81-1


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