見出し画像

採用者側の視点を意識する

志望動機に、自己成長や福利厚生を上げる人も多いです。

「仕事で自分自身を大きく成長させていきたい」
「経験を積んでスキルを身に着けていきたい」

という思いは、前向きで向上心があって立派だと思います。

社会人としての生活をスタートさせ
仕事をしながら自分自身を高めていきたい
いろいろなスキルを身に着けて自分を磨いていきたい

そうした思いは、当然あってしかるべきです。

ただ、
それがすべてになってしまうと、どうでしょうか?

企業側は

新卒を採用し、仕事に慣れてもらいながら
経験を積ませ、会社の中核になるよう育てていきます。

実際に新入社員が
利益を生み出せるようになるまでには結構な時間がかかります。

その間、企業側はずっとお給料を払い続けます。

そのため、企業側は当然、
目の前の学生が、将来的に我が社にどう貢献できるのか?
将来的にどのくらいの利益を生み出す人材になりえるのか?

という視点でもみています。

そうした場で
「自分が大きく成長できると考えたからです」
「充実した福利厚生にひかれました」

などと

「自分が」「自分が」と自分側のメリットだけを並べた
自分軸の強い志望動機になってしまうと
「会社への貢献は、どう考えているのだろう・・」と

感じてしまいます。

「成長するだけしたら、さっさとお給料のいい会社へ
転職してしまうかもしれない・・」

「自己成長を感じられない仕事にあたったら、
いやになってやめてしまうかもしれない・・」

という心配がでてくるかもしれません。

また、

「業界一位という会社の規模に惹かれました」
「リーディングカンパニーとしての御社でぜひ・・」といった言葉も

裏を返せば「大きな船に乗りたいです」と言っているようなものです。

会社を支える側になるのではなく、
会社に寄りかかろうとしていると思われるかもしれません。

「物は言いよう」という言葉もあるように

結局、同じような意味合いであっても
表現の仕方の違いで、だいぶ印象が変わってしまいます。

相手方の、採用者側の視点を意識した表現方法を
ぜひ意識して志望動機を考えてみてください。

そして採用者側の視点で、自分の志望動機を読み直してみましょう。

志望動機や自己PRには、
考え方や人間性、謙虚さなどがよく現れます。

誰にでもいえる壮大で抽象的な理想論ではなく、
企業側にしてもらうことばかりではなく、
自分側の成長だけではなく

自分を採用したときの
企業側のメリットを考えたうえで、
自分がどう役に立てるか?を考えてみるといいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!