社会人に話を聞こう
新2年生や3年生の話をしていると
「正直なところ、まだ働きたくないし、
自分が何をしたくて、何が合うのかもわからない」
という話をよく聞きます。
これまでずっと
教えを受ける側、サービスを使う側だったので
働くイメージがわかなかったり、
あくせく働くのはいやだな~と思ったりするのは
当然かもしれません。
その気持ちはよくわかるのですが、
ここで足踏みをして、
せっかくのチャンスを逃しているケースが多くて
もったいないな・・という気持ちになることがあります。
学生の側が、やる気になっていようとなっていまいと
就活の選考はどんどん進んでいきます。
当然、何もせずに待っていても、
内定が得られるわけではないので
先手、先手で動いた学生のところに
難易度の高い会社の内定はいってしまいます。
企業側も、どちらかというと、
働くことに前向きな学生、行動力がある学生がほしいので
活動の早い一定層は、
会社と相思相愛状態で、どんどん選考を進めていきます。
大学生のキャリアに携わっていて感じるのですが、
大学での学びを活かせる仕事は、
本当に限られているなと思います。
文系の大学院などは、
興味、関心を深めるために進学するのはいいのですが
正直、その学びを仕事に活かせる職は本当にごくわずかです。
マーケティングやプロダクトマネジメントなど
今、流行の横文字学部なども、
興味をもったきっかけとして使うことはできても
そこでの学びが大きな選考の判断基準となって
有利に働くことはあまりありません。
また、気持ちが固まるまでアルバイトでも・・と思っても、
1,2年目はそれほど収入面の違いもなく、バイトの身軽さが勝っても、
5年後する仕事が確実に変わってきます。
バイトは、アルバイトリーダーくらいまでで
責任ある仕事はなかなか回ってきませんし、
給与もそれほど上がりません。
どちらにせよ、あれこれ考えずに
早いうちに覚悟を決めて、動いてしまった方がいいのです。
未経験ながら大きく門戸を開いてくれている就活時期に、
しっかり動いた方がメリットが大きいのです。
なかなかその気になれない人は、
身近な社会人に話を聞いてみてください。
バイトの先輩でも、ゼミの先輩でも、
従妹のお兄ちゃん、お姉ちゃんでも、
どんな仕事していて、どんなところが大変で
どんなところにやりがいがあるか聞いてみてください。
そしてもし、
自分がやるならどういう仕事が良いのか
どういう条件を求めるのかを考えてみて、
それを足掛かりに就活を進めてみてください。
就活は、場数を踏んだ者勝ちという側面があると思います。
場数を踏まないと、
自分の問題点がESにあるのか、SPIにあるのか、
面接にあるのかわかりません。
問題点をつぶしていけば、必ず内定につながります。
数をこなせば、コツもわかってきます。
行動量が結果に反映するのです。
絶対的な情報量が少ないので、
どんな仕事がいいのか?
自分の中だけで考えていても、なかなか答えは出てきません。
ぜひ周囲の社会人の話を聞いて
働くことを前提に、深堀して自分の将来を考えてみてください。
迷っている人、悩んでいる人は
ぜひ動きながら答えを見つけてみてください。