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経絡からだの中にある12本の鉄道
こんにちは!管理栄養士尿もれ専門ヨガ講師TSUKASAです。
今日はあるかないかの意見が分かれる経絡についてです。
経絡
東洋医学の重要な概念の一つに「気血(きけつ)」があります。気血とは、エネルギーと一般に言われていますが、(写真https://www.yuria-yoga.com)
その気血の流れる通路のことを経絡(けいらく)
左右6本ずつ、全身に12本の特性を持った流れのこと。
ツボ
経路の上に要所要所にある一番皮膚の表面に近いポイントのこと
わたしたちは、電車の線路には直接触れられませんが、
地上と線路を結ぶ駅には入口から入ることができますよね。
その線路につながる表面の入口がツボというポイントです。
経絡には「気」「血」「水」が流れています
「気」は気血の気:エネルギー 目には見えませんが体の中にもあり、外にもどこにでも存在します。
「血」は血液 一般的に「からだの巡り」と言われるものはこの血流を良くしていくことを指しています。栄養と酸素を全身に送る重要な役割があり健康の話には切り離せません。
「水」は血液以外の水分、内臓をまもり、皮膚を健康な状態に保ちます。
汗や涙、唾液や組織液などがこれです。
身体がなめらかに動くことができるのは、からだに水分が含まれているからです。
感情が強すぎると五臓に影響する
中医学では下の7つの感情のことを「七情」という
「怒」「喜」「思」「憂」「悲」「恐」「驚」
これらの感情が強すぎたり、長く続くと
「五臓」(肝、心、脾、肺、腎)の気の流れに異常をきたします。
七情にはそれぞれ関係の深い五臓があり、お互いに影響し合います。
(1)怒:「肝(かん)」(肝臓)
怒りすぎると、肝の気が上昇し、血を伴って頭部に上ります。
(2)喜:「心(しん)」(心臓)
喜びすぎると、心の気が緩み、精神を安定させる作用を失調してしまいます。
(3)思・憂:「脾(ひ)」(胃腸)
思い込みや悩みすぎで精神疲労が続くと、気が鬱結(うっけつ)し、脾の働きを失調してしまいます。
(4)悲:「肺」
憂い、悲しみすぎると、肺の気を抑え、肺を傷つけてしまいます。
(5)恐・驚:「腎(じん)」(腎臓)
恐れすぎると、腎の気が持つ固摂作用(液体が漏れ出ないようにする働き)を失調させ、気が下がってしまいます。また、急な驚きは気を乱し、心・腎の働きも乱れてしまいます。
喜びすぎることがからだの負担になるなんて意外でした。
要するに、穏やかで普通の生活が一番健康に結びつくということでしょうか。笑