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情報の引き出し方、取材相手との関わり方「インタビューと取材力」#ライターとしての働き方 Vol.5 レポート

ライターの未来を想像したとき、今後役立つスキルは何だろう? WEBもIT技術も年々進化してるのに、何度考えても、いつも同じ答えにたどり着きます。

なぜかな?と毎回思うんですが、自分の中にない情報は「人に話を聞く→インタビューする」しかなくて、だから取材をする必要がある… に行き着くわけです。

本を読む。ネット検索する。動画を観る。ラジオを聴く。情報収集できる方法はいくつもあって、でも結局、どれも誰かが発信した情報に過ぎないんですよね。自分で体験したり、自分の足で出かけて、自分の目で見て、耳で話を聞く。それを繰り返すうちに比較対象の基盤ができ、「一次情報の引き出し」が増えていく。やがて感覚が研ぎ澄まされて、感性が広がっていく。

一次情報に触れることで、フェイクを垂れ流さず、正確な情報を届けられる。そして、情報の上書きもできる。

ライターにとって「インタビューと取材力」とは、ライターとして働く原動力にもなっていると思います。正直に言えば、ひたすら原稿を書くよりも、インタビューや取材に出かけるほうが圧倒的に楽しいんですよね。

人と話す、人から話を聞く「インタビュー」は未知の世界にも触れられる。知識が増えて、視野が広がる。認識や解釈の違いに気づいて、言葉選びが慎重になる。そして、原稿を書くときにその知識が本領発揮する。原稿のレベルが上がっていく…… すべての行為が執筆に繋がっていくんだと思います。


文章生成AIもとい、誰でも簡単に文章をつくれる未来が訪れるなら、自分のチカラで情報を引き出し、文章形成できるライターの需要が高まるのは、必然だと思うのです。

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7月20日、ライター育成講座の説明会をかねて「インタビューと取材力」をテーマにトークセッションを行いました。イベント当日は和やかな雰囲気で登壇側もすこぶる楽しかったです。

<登壇者の紹介>

① ライター歴4年目で驚異的キャリアパス!仲奈々さん

沖縄出身。大学進学を機に上京し、卒業後は生命保険会社→人材派遣会社→スタートアップで働く。2人目の出産とコロナ禍が被ったのをきっかけに、以前から興味のあったライティングで副業をスタート。2021年11月からフリライターへ転身。現在は俳優、アーティスト、タレント・著名人のインタビューをはじめ、ビジネス・ライフスタイルなど幅広いジャンルで執筆。インタビューライターが集まるコミュニティ「ききじょうず」を運営。
▷SNS:https://twitter.com/nanapan0728
▷note:https://note.com/nanapan

② マルチなクリエイターがライター始動。五十嵐梨花さん

東京生まれ東京育ち、2児のシングルマザー。旅行プランナー/マーチャンダイザー/イベントプランナーを経て、2013年に沖縄へ移住。今帰仁村観光協会にてイベントを担当し、フリーランスとして独立。Webコンテンツ制作・運用をはじめ、2023年よりライター始動。沖縄在住の女性フリーランスが集うワークシェア&コミュニティ「OFNE」のメンバー。 ライター業で一家の大黒柱になれるよう奮闘中。

③ 沖縄の編集プロ「OKINAWA GRIT」代表 遠藤美弥子(みやねえ)

埼玉県出身、沖縄移住組。国内外ツアーコンダクター、Web制作会社のディレクターを経て、2014年10月にフリーライターへ転身。ホテルの取材・撮影から始まり、地域取材や観光コンテンツ、沖縄エッセイ、インタビュー記事を執筆後、Webメディアの編集長に従事。現在は企業インタビュー、企画+PR記事、広報支援+SNS運用など。2015年から「Webライター育成講座」をスタートし「#ライター交流会 in 沖縄」を企画・運営。

▷SNS:https://twitter.com/miya_nee
▷note:https://note.com/miya_nee/

以下、トーク内容を箇条書きでまとめました。参考になれば幸いです。


❶ インタビューする「楽しさと難しさ」

・他人の思考回路・人生観について話を聞きながら、疑似体験することで選択肢の幅が広がる
・自分だけが知り得る一次情報に触れられる
・相手の思考整理・言語化のお手伝いができる

逆に難しさでは……
・事前リサーチが鍵を握る、その重要性
・口下手な方から、どう話を引き出すか
・芸能人など、極端に取材時間が短いインタビュー対策

❷取材する際「意識したいポイント」

[五十嵐]和やかな場づくり
・いいと思った部分を褒める(キャバ嬢のように興味深く話を聞く)
・自分が広報になったつもりで、お話を伺う。

[仲]口下手な方から、話を引き出すポイント
・事前に情報収集する
・共通言語・ネタを用意する
・雑談でアイスブレイク(リラックスした状態で自由に話してもらう)
・言葉がそのまま原稿になるわけではないと伝える(話した内容をこちらで翻訳する、編集が入る、原稿確認もできる……と事前に伝える)

[みやねえ]何を掘り下げるか→自分の面白感度を信じる
・根拠のない自信で、どれだけ面白がれるか
・ネタが面白ければ、面白い質問が浮かぶ。面白いインタビューができれば、記事も面白くなる=【面白がるチカラ】の重要性


❸インタビューや取材スキルが、意外な場面で役に立つ

[五十嵐]
・初対面でも物怖じしなくなる

[みやねえ]
・ウンチク/知識が増えて、雑談力が上がる
・トークができれば、トークを生かした仕事もできる(イベント司会/ファシリテーターなど)
・取材ができると、SNSで発信できることが増える
画像に手間をかけ、マーケ視点で運用するようになり、SNS発信が楽しくなる。もちろん、文章の訓練もできる。そして発信するほど人の目にとまり、仕事の受注・相談が増えたり、いいこと尽くし!


❹記事を書くとき、大切にしてること

[五十嵐]
・媒体によってボリュームを変える
・ひとまず一旦、原稿を書き上げる

[仲]
・取材相手を好きになってもらえる【文章表現】を意識する
その言葉を使うことで、感じ悪く見えないか。誤解を生まないか。

[みやねえ]どれが本当の情報か、わからない時代
・一次情報にあたり、必ずエビデンスを探り、ファクトな情報を発信する

例えば、噂話。
でも本人に直接話を聞くと、全く異なっていたりする。誤解が解ければ、人間関係が円満になる。
  ↓
取材先と読者を(円満に)つなげる役割を担える。
あわよくば、ネット社会も「円満な世界」にしたい(希望的観測…)


❺ライターとして働く最大のメリット

五十嵐「(知識が増えて、選択肢や視野が広がり)人生が豊かになる」

仲「お金をもらって、会いたい人に会いに行ける(スゴイことですよね?)」

みやねえ「未知の分野に触れて、自分の可能性が勝手に広がる」


そして、質疑応答も盛り上がりました。

●ライターに必要な資質は、何だと思うか
●文章を書くのが苦手でも、ライターとして活動できるのか
●仕事を受注できるようになった流れ

最後に、ライター講座の受講生から「面白い+難しかったこと」「今後に生かせるスキル」など感想をもらい、なかなかに濃厚な2時間でした。

そのうち「ライター交流会 in 沖縄」も開催したいですね。ご参加いただいた皆さん、登壇者&スタッフもお疲れさまでした。

[運営スタッフ]喜友名ひとみ 大城綾佳



9月25日(水)スタート!
沖縄で開催する「ライター育成講座」全8回×取材・執筆+原稿の添削付き

ただ今、受付中です。インタビューと取材を学び、実践に即して進めていきます。実際に取材を行い、WEBで記事を公開します。

最初のゴールは「取材記事の実績づくり」です。
企画〜記事公開までのプロセスを一緒に学びませんか。

◾ライター育成講座の申し込みフォーム
https://forms.gle/Lr5v9YzQNdRj1yGo8


◾オンライン説明会やります〜(参加無料)

① 8月28日(水)20時〜
② 9月 4日(水)20時〜
③ 9月11日(水)20時〜

申し込み後、説明会の前日までに、ZoomのURLをメールで送ります。

◾説明会の申し込みフォーム
https://forms.gle/PWmgQMEgZBRKk2JE9


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みやねえ / ライター・編集者
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