因果はめぐる。カシオが電子辞書事業から撤退
カシオが電子辞書事業から撤退する。多くの人がスマホでネット上の辞書をひくようになり、売り上げが激減したとのこと。
思えば(歴史をひも解くと)
・カシオが時計に参入すると、価格破壊が起こり、多くの時計メーカーが撤退した。
・カシオが電卓に参入すると、価格破壊が起こり、多くの電卓メーカーが撤退した。
・カシオがワープロに参入すると、価格破壊が起こり、多くのワープロメーカーが撤退した。
──というようなことがいくつもあった。
そのカシオが電子辞書においては、撤退させる側から撤退する側になったのは、皮肉な話だ。
それはそれとして、私が知るかぎりでは、ネット上の辞書は編者・監修者などがあいまいだ。というより、編者・監修者などがいない(ことが多い)。そのような辞書はお奨めできない。紙でも電子辞書でもよいが、編者・監修者などがいる(責任の所在がはっきりしている)辞書を強くお奨めする。