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あなたの『キャリアブランド』を見つけよう。誰かの心に残る名前に

自分が輝ける場所を見つけたい。
誰しもそう思っている。
だけどなかなか見つからなくて、「この辺でいいか…」と腰を下ろしてしまっていませんか?

『キャリアブランド』を見つけよう!
自分の輝けるフィールド。社会での自分の存在意義。
瞬間、思い出してもらえる名前に。
「誰から見ても」じゃなくていい。
「誰かの中の」キャリアブランドへ。

▶1 『キャリアブランド』

1.1 フィールドのシンボルへ

『ブランド』は、あるフィールドのシンボルです。
黒い炭酸飲料といえば…?
虫刺されに塗る薬は…?
こう聞かれると、だいたい同じ名前を思い浮かべますよね。

そのフィールドといえば、「まずはコレでしょ!」というもの。
その分野の代名詞となっているもの。

これを仕事において、社会的な自分の立ち位置において考えてみる。

●あなたのキャリアにおいてそれを確立するのが『キャリアブランド』です。 


1.2 ○○ならあなた!

「この仕事なら○○さん!」と言われる状態。
それが『キャリアブランド』を確立した状態と言えます。

得意なことなら確立しやすいでしょう。
好きなことならなおさらでしょう。

●みんなに頼られる、あなたの専売特許。

もう仕事を取りに行く必要はない。
仕事は向こうからやってくる。
頼られて、任されて、信頼されて感謝される。
こんなふうに仕事していられたら、社会生活はとても楽しいですね。

ある意味、社会で目指すべき目標がこの『キャリアブランド』の確立ではないでしょうか。

大きなフィールドであれば、大きなやりがいや達成感が得られる。
小さなフィールドでも、とても充実出来たり十分に利益が望めたりするものもある。
持ち運び可能で誰にも盗めない自分だけの『キャリアブランド』を手に入れれば、社会での不安はなくなります。

・お金をたくさん持っている。
・指導役や広める役目になっている。
・仕事に充実感を得ている。

こんな人達は、すでに『キャリアブランド』を確立している人が多いはずです。

▶2 誰かの中の、選択肢へ

2.1 瞬間、思い出す名前

名前とは固有名称、もちろん「あなたの名前」です。
個人として瞬時に連想される人間になることを意味します。
(店舗を運営しているなら店舗名でもいい)

●人が何かを思い浮かべる時、同時に思い出す名前になること。


あなたには、親友はいますか?
親友といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。

その親友は、あなたの中の
『親友というブランド』を確立している。
これ、すぐに変えられますか?
いいえ、無理です。
一度確立されたブランドは、すぐには崩れません。

これを社会で、会社の中で、ビジネスで確立することが『キャリアブランド』の確立です。
瞬間に思い出す名前は、なかなか消えないという事実があります。

さっき「黒い炭酸飲料」と言いましたが、これは誰もが高確率で同じものを思い浮かべる。
しかしそこまで行くのは至難の業。
範囲はそこまで大きくなくてもいいんです。

・いつも行くコンビニといったら?
・ついつい買ってしまうお菓子といえば?
・社内で「営業」といったら?
・社内で「掃除」といったら?

この答えはみんなの中で違いますね。
まずはこの「なれそうな範囲」で、
「あなたがそれになる」ということです。

●瞬時に思い出してもらえる範囲を、まずは小さなフィールドから探す。


2.2 “3番”以内!マイフィールド

それから、瞬時に思い出すのは一人だけですか?
何人か、いくつか思い出す場合もありますよね。

●3番以内に入るフィールドを探そう。


フィールドを各分野に分け、
大きな括りから小さな括りにだんだん狭めていく。

例えば

【エリア】国→都道府県→市町村

【所属の範囲】事業→会社→部署→役割

【仕事の種類】産業→商品カテゴリー→商品

分野はまだまだたくさんあるはず。
右に行くほど、3番以内に入れそうな気がしませんか?

さらに、掛け合わせることが大事です。
そうすることで、オリジナリティのあるフィールドが見つかる。

【僕の例】
『茨城』・・・3番以内には程遠い
『茨城 × キャリアコンサルタント』・・・東京よりはマシだけど、まだ弱いか?
『茨城 × キャリアコンサルタント × 元人事部長』・・・これは3番には入れそう!
『茨城 × キャリアコンサルタント × 元人事部長 × 元旅人』・・・絶対に僕だけです!
EGアソシエイト+ギター+作曲+ハーレー+子供卓球+カンブリアンランタン+キャンプ
と、まだまだ掛け合わせる要素を残しておく。

掛け合わせるほど、だんだん自信も持てるようになってきますよね。


できるだけライバルのいないフィールドで十分稼いでいけるなら最高ですね。

大きなフィールドを狙う時も、
まずは小さなフィールドで3位入賞を目指してください。
大きく強い『キャリアブランド』を持つ人は、
“気が付いたらそうなっていた”という人が多いですから。


▶3 誇れる仕事をしよう

3.1 嫌いなことはしなくていい

『キャリアブランド』は、「キャリアプロセス」の中から融合されて生まれてくるもの。
いつか実る果実です。
一度実った果実はなかなか捨てがたい。

『キャリアブランド』を確立するために“嫌なこともやろう”と思ったら、それは違う。
嫌なことをやっているプロセスも、果実の色や味になる。

あなたが「嫌だ」と思うことには、きっと理由があります。
心が拒否している理由です。

●我慢してやる前に、心に聞いてみること。


あなたの『キャリアブランド』に、本当にそれは必要ですか?
望まない色や味を作ってしまいませんか?


3.2 トップを狙え!超ニッチが面白い

3番以内に入れば思い出してはもらえる可能性は高いです。
だけど、どうせなら一番を狙いませんか?

当然、少し難易度は上がります。
だけど、もうライバルが入ってこないフィールドだったら最強ですよね。
「ニッチ」な市場です。

・自分の得意なことの掛け合わせ
・好きなことの掛け合わせ
・人脈の掛け合わせ

こういったもので探してみると、意外と出てきませんか?
YouTubeは、今まさにそんな状況ですよね。


誰かに「求められること」と掛け合わせれば、大きな価値を社会に生むことになる。
昔と今の違いは、個人の発信力の強さです。
今は頑張れば、全国に散らばった「ニッチ」のファンに届けることができる。

会社の中でも、「ニッチ」を探してみましょう。
「得意なSNSで会社の商品を広報できないかな?」
「好きな○○を会社の○○に応用して・・・」
社内であなただけが持っている何かが、
会社に新しい価値を生むかもしれません。


3.3 「誰から見ても」じゃなくていい

最後に、「誰から見ても」○○ならあなた!とならなくてもいい。
「誰かから見て」で大丈夫。

まずは、「特定の誰かから見て」を目指しましょう。
上司でもいい。
彼氏・彼女でもいい。
親友でもいい。
特定のお客様でもいい。

一人の人間を思い浮かべてみましょう。
その方が「リアル」なんです。

あの人の心の中で、自分は瞬間に名前が浮かぶような『キャリアブランド』を確立できているかな?
まだ足りないなら、何が足りないか思い浮かびそうじゃないですか?
その人に聞いてもいいでしょう。

【ポイント】
まずはその人から、「○○といえば、あなただよね!」と言われましょう。


その一歩が、あなたの最初の成功体験。
何より大きい一歩です。

そして自信を持ってください。
「それなら任せろ!」と。

●『キャリアブランド』に一番必要なものは、あなたの自信です。


その自信は、いつか誇りに変わっていくはずですよ。
誇れる仕事をする人は、輝いて見えます。
仕事も楽しくなりますからね!


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