「オーストラリア産ビーフ」て知っていますか?
おはようございます。悠々ファームのクニです。
スーパーで牛肉を見ているとオージービーフのロゴマークをよく見ますよね。日本の輸入実績を見るとオーストラリア産と米国産の比率が半々のようです。
けど、同じオージービーフでもこの前は美味しかったのに、今日のはちょっと。。とかその逆とか経験ありません?
今日はなんでそんなことが起こるのか?を一緒に推測してみたいと思います。
まず、オーストラリアって?
このようにオーストラリアがとんでもなく広いってことがわかると思います。
広いってことは、気候も場所によって違うということ。南部は日本のような温暖な気候ですが、北部は蒸し暑い熱帯気候、中央部は砂漠です。
牛の種類は違うの?
気候が違うと、牛の種類も変わってくるんです。
温暖な南部は有名なアンガスやヘレフォードなど肉が美味しいって評判の種類が多いです。
アンガスと言うと皆さんブラックアンガスを想像すると思いますが、ちょっと北に上がると暑くなるのでレッドアンガスをよく見るようになります。ブラックアンガスは表面が黒いため比較的暑さに弱いので、暑さに強いレッドアンガスが育てられています。
見た目は違いますが、肉としての美味しさは同じみたいです。#食べ比べしたかったなぁ。
これが中央部の砂漠エリアに行くと、ラクダのように背中にコブがついた牛を見ることができます。熱帯種と言われます。
アンガスやヘレフォードの起源は冷涼なヨーロッパ地方なので暑さや乾燥に弱いのですが、熱低種は見た目で想像のとおり暑さや乾燥に強い。けど、肉としては固いようで、おそらく日本のスーパーでは並んでいないと思います#おそらく。。
ちなみに、牛肉輸出量が世界最大のブラジルもこの熱帯種が大部分をしめているようです。
あと、日本も同じですが、もちろんホルスタインなどの乳用種の牛肉もあります。
じゃぁ、エサや育て方も違うの?
日本のスーパーに並んでいるのはほとんどグレインフェッド(穀物肥育)ビーフで、配合比率の違いはあれどコーン主体ということもあり、エサ自体には違いはないと言っていいと思います。
しかし、育て方は違います。
牛が18か月齢ぐらいまでの育成期間は変わらないのですが、それ以降に穀物を与えますがその期間でショート、ミドル、ロングと別れます。
ショートは80~100日
ミドルは120~180日
ロングは200~240日
#ブランドによって若干違いがあると思いますが。
穀物を与える期間が長いほど、サシ(脂)が増えて柔らかくなりますが、値段も高くなります。
じゃぁ、どう選べばいいの?
もし、牛が育った場所や飼育方法など情報を出してくれているお店があれば、そこであなたのお好みの牛肉を選んでいただくのが一番いいと思います。
けど、そんなお店はなかなか無いと思いますので、その時は美味しい牛肉を買ったお店を変えないことが、まず出来ることではないでしょうか。#でもお店がいつの間にかお肉を変えてしまうかも?
美味しいお肉で幸せな時間を過ごされることをお祈りします。
今日も素敵な一日をお過ごしください。
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