くに@悠々ファーム

42歳で仕事をやめて、ゼロから牛飼いを目指しています! 「日本の自然が育てた和牛」そして「牛がつくる日本の風景」をお届けしたい!

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42歳で仕事をやめて、ゼロから牛飼いを目指しています! 「日本の自然が育てた和牛」そして「牛がつくる日本の風景」をお届けしたい!

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世界中の産地を周った食材調達バイヤーのわたしが、今「牛飼い」を目指す理由

突然ですが、みなさんは「びっくりドンキー」というお店をご存知ですか。知っている方は、どんなイメージをお持ちでしょうか? 申し遅れました。わたしは「くに」と申します。 わたしは今お伺いしたびっくりドンキーで、メインであるハンバーグになるお肉の調達を10年以上にわたって勤めてきました。そして2020年の5月に会社を退社をし、現在自ら牛を飼う農家「牛飼い」になるべくチャレンジを始めました。 びっくりドンキーから教わったこと 会社を退職した、というと何かネガティブなことがあっ

    • 新しい決意

      日本で和牛を放牧で育てたい、と言って独立してから2年。 びっくりドンキーのバイヤーとしてグラスフェッドビーフと呼ばれる牧草だけで育ったお肉の調達を担当し、”日本の自然が育てたお肉”を届けたい、現地で見てきたような”牛が自由に牧草を食べて育っていく風景”を日本にも作りたい、と思ったのがきっかけです。 しかし、そのチャレンジを断念しました。 理想とのギャップ 「場所を見つけること」「立ち上げるための資金を集めること」 これは新規就農では”あるある”のまず初めに立ちはだかる

      • タスマニアビーフはじめました😋

        日本では、お肉になる牛たちのほとんどは牛舎のなかで育ち輸入飼料に依存しています🐃🏠🌽 日本という狭い国で、安定して国産のお肉を届けるにはベストな方法です🥩 ですが、悠々ファームは牛たちを放牧させながら草だけで育てることを目指しています💡💡💡 きっかけはタスマニアで見てきたグラスフェッドビーフ🐃☀️🍀 牛舎はなく、タスマニアの自然が育てた栄養豊かな草を牛たちが自由に食べて育っていく風景🏞 しかも、草であればなんでもいい訳ではなく、 美味しいお肉を食べていただくために

        • 日本で放牧にチャレンジ!

          日本草地畜産種子協会によると、 肉牛では繁殖農家さんの9割が牛たちを牛舎の中で育ててるそうです🐃🏠 しかも、妊娠確認後から分娩予定の数ヶ月前に限られ、 春から秋の期間に限定されているため、 1割の放牧をしている農家でも放牧割合は15%ほどだそうです🐃🏠🍀🏠 ということは放牧されてるのは1.5%ぐらいってこと?? 繁殖農家さんしか説明がないということは、 肥育農家さんではゼロに近い?? と、日本で放牧は非常識っていうのがデータからでもわかるのですが、 それでも放牧されてい

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        世界中の産地を周った食材調達バイヤーのわたしが、今「牛飼い」を目指す理由

          ショップの開設

          とうとうショップを開設し、予約販売を開始しました♪ みなさま、よろしければお試しください☺ と言いながら、なんかすごく複雑な気持ちです💦 このタスマニア産ナチュラルビーフは長い間携わってきて、品質や安全は間違いはないモノと自信もありますし、グラスフェッドビーフの中でもお母さん牛(VINTAGE)やWAGYU(Altair)とこれまでにない新しい経験をお届けできることにもワクワクしています。 一方で、日本で牛飼いを目指しているのに輸入ビーフを販売するのは受け入れられるのか

          色んなグラスフェッドビーフ

          農畜混合の歴史がある伝統型のアイルランド、野生が残る自然型のウルグアイ、草地を有効的に利用する管理型のニュージーランド、そして、恵まれた自然がある贅沢型のタスマニア。 これまで見てきた放牧の風景の私のイメージです。 世界のグラスフェッドビーフまずお伝えしたのは、グラスフェッド(牧草肥育)で牛を育てることができる場所は世界で見ても意外に少ないということです。 グラスフェッドと言うように牧草がまず必要ですが、牧草であればなんでもいいわけではなく栄養価の高い牧草の種類が必要で

          色んなグラスフェッドビーフ

          自分を見つめ直してみた

          こんにちは、悠々ファームのクニです。 私は、両親や親族に農家がいるわけでもなく、全くのゼロから牛飼いになるため会社員を昨年辞めました。 「日本の自然が育てた和牛」を届けるため「自然にも家畜にも人にもやさしい農場」を目指しています。 そんな私ですが、これから海外のお肉の販売を開始します。 なんで?て思われる方もいらっしゃると思いますが、私もその一人です(笑)。なので何故ここに至ったのかを義憤と観点で実体験を交えて綴っていきたいと思います。 でも、このブログは自分を見つ

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          ジビーフの生産者と出会えて

          昨日、ジビーフの生産者である西川ご夫妻にお会いしてきました。日本で肉牛の放牧をしたい私にとっては、本当にお会いしたかった方です。 ジビーフとは日本では珍しいアンガス種の牛を放牧してクローバーやイネ科などの牧草だけでなく笹やふきのとうなどを食べて育ったビーフで、肉はジビエの鹿肉に近いくらいの濃さ。 まず見て思ったのは、牛の毛艶の良さとリラックスした状態。そして、一面均等に綺麗に食べられていて密度が濃い草地。最後に、牛たちの日除けやシェルターになる森。 もちろん、世界でも希少

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          【元食材バイヤーのつぶやき】オーガニックはお好きですか?

          おはようございます。悠々ファームのクニです。 有機農産物(ここではオーガニックと言わせてもらいます)とは、簡単に言うと、化学肥料や化学合成農薬など化学的なものを使用せずに生産された農産物です。 食材バイヤー時代に何度かオーガニックを生産する国内外の農家さんとお会いしてきましたが、その中で感じたオーガニックに対する思いを書きましたので、あなたの今後のよりよい食生活に参考になれば嬉しいです。 オーガニックの状況日本で有機農業が行われている農地は耕地面積の0.5%だけ、世界全

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          食べチョクさんの貢献

          おはようございます。悠々ファームのクニです。 早速ですが「食べチョク」はご存じですか? 簡単にいうと野菜などの一次品のオンライン販売なんですが、このコロナ過で大変注目を浴びております。 詳しくは食べチョクさんのホームページを見て頂ければと思いますが、外食産業でバイヤーとして国内外の一次産業の現場を見てきた経験から、食べチョクさんの日本の一次産業への貢献は大変素晴らしいと思っています。 現在の流通一次産業の商品、例えば大根やトマトなどを一般的な卸売市場を経由して最終消費

          食べチョクさんの貢献

          「好きにやったらいいやん」と言われたらあなたはどうしますか?

          おはようございます、悠々ファームのクニです。 新たなチャレンジのサポートを受けるときや、例えば会社内で上司から業務を渡されたときに、「好きにやったらいいやん」と言われたらあなたはどうしますか? 挑戦へのサポート私は放牧で和牛を牧草肥育したいのですが、日本では全くの非常識な方法です。 そんな私にサポートを与えてくれる社長に具体的な計画をお話ししたときに、「好きにやったらいいやん」と言われました。 その時は、計画が認められたような感じで、単純に嬉しかったんですよね。 け

          「好きにやったらいいやん」と言われたらあなたはどうしますか?

          早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。

          こんにちわ、悠々ファームのクニです♪ 高校で出会ったラグビーで初めて知った喜びから、いまサラリーマンを辞めて起業にチャレンジしている今でも大事にしている考え方です。 ラグビーとの出会い小中は野球をやっていたのですが、高校では野球部が無く友達が入ったということでラグビー部に入部。 その中で最も覚えているのが、今から26年前の高校2年の秋、部活として最上位の学年になって初めての試合です。 相手陣地の22mライン内に攻め入って、自分がゴールラインギリギリまで持ち込んでできた

          早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。

          【自己紹介】42才でゼロから牛飼いを目指してますが、良いもんですよ😊

          おはようございます。悠々ファームのクニです。 今年で43歳となり確実に人生の折り返しに入っている私ですが、かる~くこれまでの半生を振り返る意味でも自己紹介です! まず現状はと言うと、昨年の42歳で仕事を辞めて無職です(笑) ちっちゃいころはこんな感じ父は叔父が経営するガソリンスタンドの店員、母は専業主婦。不自由はないけど裕福でもない普通の家庭の長男として生まれました。 小中で思い出すのは野球だけ(笑)。 人見知りで少し内向的な性格で授業は普通に受けてたまじめ君でもあ

          【自己紹介】42才でゼロから牛飼いを目指してますが、良いもんですよ😊

          「オーストラリア産ビーフ」て知っていますか?

          おはようございます。悠々ファームのクニです。 スーパーで牛肉を見ているとオージービーフのロゴマークをよく見ますよね。日本の輸入実績を見るとオーストラリア産と米国産の比率が半々のようです。 けど、同じオージービーフでもこの前は美味しかったのに、今日のはちょっと。。とかその逆とか経験ありません? 今日はなんでそんなことが起こるのか?を一緒に推測してみたいと思います。 まず、オーストラリアって? このようにオーストラリアがとんでもなく広いってことがわかると思います。 広

          「オーストラリア産ビーフ」て知っていますか?

          「いただきます」

          こんにちわ、悠々ファームのクニです これから畜産業界に入っていくにあたり、特に牛の扱う仕事を行うにあたり、しっかりと持っておきたい考えがあるのでそのことについてまとめておきたいと思います。 新たな選択肢日本ではまだまだ遅れている部分もあると思いますが、世界ではアニマルウェルフェア(動物福祉)やビーガンなど畜産に対する否定的な考え方が少しづつ増えてきているのを感じてきました。 また、畜産動物の中で牛が最も地球温暖化に悪影響を与えているデータなども見てきました。 その中で

          「いただきます」

          自然からの贈り物「タスマニア産ナチュラルビーフ」

          こんにちわ、悠々ファームのクニです😊 42歳で全くのゼロから牛飼いを目指した私。 親が農家をしているわけでもなく普通にサラリーマン人生を過ごしていた私が、 「牛飼いになりたい!」 と思わせてくれたのがタスマニア産ナチュラルビーフです。 「へ~~、どんなの?」って少し興味を持って頂いたあなたにちょっとご紹介♪どうぞ! タスマニアってどんなとこ?タスマニアはオーストラリア南東部にある島で、7州ある内の1つ。 #タスマニアタイガーの方が有名かも(^^;) タスマニア島

          自然からの贈り物「タスマニア産ナチュラルビーフ」