【3人寄れば文殊の知恵!!逆境から生まれた大人気カクテルの誕生秘話とは?】
はじめまして!東京日比谷OKUROJI(オクロジ)にあるMIXOLOGY HERITAGE(ミクソロジー ヘリテージ)のバーテンダー川原と申します!
こちらでは様々なクラシック・カクテルの誕生秘話を通じて、ご自宅で簡単に本格的なカクテルの味わいを楽しんでいただけるようにご紹介させていただこうと思います!!
記念すべき第1回のカクテルは皆さんご存じMoscow Mule(モスコミュール)
このカクテルにはいくつかの誕生秘話があるのですが、その中でも筆者が大好きなエピソードが3人の困っていた友人同士が協力し合ってできたというエピソード!
時は遡る事今から80年前の1941年、アメリカでスミノフウォッカを普及させようと試行錯誤していたヒューブライン社社長〈ジョン・G・マーチン〉氏。
彼の友人〈ジャック・モーガン〉氏がロサンゼルスで経営するレストラン
『Cock’N Bull』(コックン・ブル)へ営業訪問した時の事だった。
モーガン氏もお店で大量に在庫を抱えていたジンジャー・ビアの処理に悩んでいた。そこへたまたま遊びに来ていたモーガン氏の友人女性〈オズライン・シュミット〉氏もやってきた。
彼女は父親から受け継いだ銅製品工場の銅製マグカップを売り捌きたかったという。
この奇跡の出会いが後に世界中で永らく愛され続けるモスコミュールの誕生秘話と言われています。
ちなみにMosow(モスクワ)+Mule(ラバ)=モスクワのラバという意味。
ラバの後ろ蹴りが強烈だったためカクテルの味わいに寄せて命名された説や、ラバが元々ロバと馬の交雑種でありアメリカ西岸部開拓時代に使用されていた家畜だったことから、
スミノフのルーツであるロシアから始まりアメリカへ渡り開拓されたこのカクテルにぴったりだった事が由来という説もあるそうです。
スタンダードなレシピがこちら
〇ウォッカ 45ml
〇ライム 1/4個
〇ジンジャー・ビア(もしくはジンジャーエール) 適量
●グラス・かちわり氷
① 氷を入れた銅マグカップにウォッカを注ぎ、ライムを絞り落とす。
② ジンジャー・ビアを注ぎ軽く混ぜ合わせる。
これだけでも十分美味しいカクテルですが、ひと手間加えるだけで一気に本格的なBARの味わいになっちゃいます!!
オススメ本格レシピ
〇ウォッカ 45ml
〇ライム 1/4個
〇生姜 1/2片
〇蜂蜜 5ml
〇ジンジャー・ビア 90ml
●銅製マグカップ・かちわり氷
作り方
① 生姜はすりおろした状態にし、蜂蜜とウォッカと一緒にマグカップの中でよく混ぜ合わせておく。
② 上から氷を加えライムを果汁だけ絞り、皮面を下にした状態で氷の上に置く。
③ ジンジャー・ビアをライムに当てながら注ぎ、ライムをマグカップの底面に潜り込ませるように混ぜ合わせる。
ポイントは2つ!
すりおろした生姜と蜂蜜、ウォッカをきちんと混ぜ合わせておく事!!
蜂蜜は非常にとけにくいのでこの時点できちんと一体化させておきましょう!
もうひとつはライムの絞り方!
写真のように1/4カットして贅沢に使いましょう!
こうすることにより、ライムの嫌なえぐみが出ずに爽やかでフレッシュな味わいをお楽しみいただけます(^_-)-☆
銅マグを使用することにより、銅の熱伝導でキリっとした冷たさが持続することも大きなポイント!!
またモスコミュールは様々な進化を遂げ世界中のバーテンダーによってリメイクされているんです!
『Gin Gin Muleジンジンミュール』はベースをジンに変えた2000年にNYで誕生した大人気カクテルで、世界の人気カクテルランキングでもモスコミュールと同じくTOP50に選ばれております。
また弊社代表の南雲著書「ザ・ミクソロジー」内でもオリジナルモスコミュールの作り方をご紹介しております。
今回ご紹介したマグカップや書籍はなんとこちらのページでお買い求めいただくことができます!!
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次回もお楽しみに♬