食材セットをコラボする金城学院大学に行ってみた!【Vol.3インタビュー】
前回、第2回試食会の様子を取材しました。
今回は金城学院大学の清水先生とコラボ企画の発案者でアイチョイスの管理栄養士・山村さんにインタビュー!
「食材セットコラボはなぜ始まったの?」
「この企画で学生さんに学んでほしいことは?」
そんな気になる質問をぶつけてみました。
食材セットのコラボはアイチョイスの「地域貢献」
なぜアイチョイスと金城学院大学の食材セットコラボが行われたのか気になる人もいるのでは?
金城学院大学と食材セットをコラボして東海地方の人々と繋がり協力することは、さらなる地域活性化を促す活動の1つ。
いわば「地域貢献」です。
2023年から始まったこの企画は商品利益だけを目的とするのではなく、「実際に販売する商品の企画をとおして、学生にとって勉強の機会を作りたい」という思いが込められています。
金城学院大学 准教授の清水先生に聞いてみた!
清水先生は金城学院大学に勤めて今年で10年目。
これまでパン屋さんや料理教室で勤めた経歴もあり、知識と実務経験を兼ね備えた食のプロフェッショナルです。
金城学院大学で准教授をしながら、月に一度はパン教室で生徒たちにパンづくりを教えている清水先生。
自宅でもパンの試作をしているそう◎
昨年の反響
あかにー:昨年の食材セットコラボの反響はどうでしたか?
清水先生:学生たちの親御様や金城学院大学の職員からも「どうやったら食材セットを買えますか?」との声を多くいただきました。
買ってくれた方々からもお褒めの言葉をいただき、学生たちにとっても食材セットの考案は、良い経験になったと思います。
管理栄養士に必要なスキル
あかにー:管理栄養士に必要なスキルはなんですか?
清水先生:1番大切なことは「食べる人のことを考えたメニューづくり」。管理栄養士として相手のことを考えて献立を立てるのがとても重要です。
また、いろいろな引き出しを持つことも必要なスキルですね。
町中のさまざまな場所でアンテナをはり、どんなものが売られているのか・需要があるのかをキャッチしておくことが重要です。
引き出しをたくさん持つことで、献立を立てる際はもちろん、栄養指導でも相手に合わせて継続できるメニューの提案ができると思っています。
学生たちに学んでほしいこと
あかにー:食材セットコラボをとおして、学生さんたちに学んでほしいことはなんですか?
清水先生:実は就職先に商品開発の仕事を選ぶ学生たちがものすごく多いんです。
商品開発は一度作ったら終わりではなく、何度もブラッシュアップを重ねることが大切。
アイチョイスとの食材セットコラボは、金城学院大学の卒業生であり管理栄養士の先輩である山村さんに直接アドバイスをもらえるのが良い点です。
また、出来上がるまでに多くの人の手が加わっていることを少しでもわかってもらえるとうれしいですね。
組合員さんへメッセージ
あかにー:最後に組合員さんへメッセージをお願いします!
清水先生:私も学生が作った食材セットを1つもらい、自宅で作ってみてびっくり!
こんなにラクでおいしいなら買っちゃいますね(笑)
忙しい毎日の手助けとして、また自分で料理を作るときのヒントにしていただけたらうれしいです。
アイチョイスの管理栄養士 山村さんに聞いてみた!
アイチョイスと金城学院大学の食材セットコラボ発案者の山村さん。
2021年にアイチョイスへ入協、管理栄養士歴は8年目。
なんと山村さん自身、金城学院大学・食環境栄養学科の卒業生です。
旅行が趣味で、ご当地グルメを食べるのが大好きだとか。
最近作った料理は「ひき肉ときのこのミートソースパスタ」。
冷蔵庫にあるものでパパっとメニューを考えられるプロさに驚き!
食材セットコラボのきっかけ
あかにー:食材セットをコラボすることになったきっかけはなんですか?
山村さん:実はこのコラボをする前、母校である金城学院大学に行く機会があって。
そこで先生と「アイチョイスとレシピ開発をするのはどうかな?」と話したのがきっかけですね。
私自身、学生時代にゼミで企業様とレシピ開発のコラボをさせていただき、とても勉強になったんです。
後輩の学生さんたちにも私と同じように良い経験になるきっかけを作りたいと思い、始めました。
学生さんたちへのアドバイス方法
あかにー:学生さんたちへのアドバイスで意識したことはありますか?
山村さん:意識したのは「食材セットに出る学生さんらしさ」。
玉ねぎソースを焼きそばと合わせてみたり、厚揚げを使ったグラタンだったり学生さんから面白いメニューがたくさん出てきました。
そのため、「食材の大きさを揃えた方が食べやすいよ」とか「旬の短い野菜だと販売期間が短くなるから、通年ある野菜に変えるのはどう?」など、できるだけアイディアを変えないようにアドバイスしました。
やっぱり学生さんががんばって考えた商品が売れるとうれしいですからね。
管理栄養士として大切にしてほしいこと
あかにー:管理栄養士として働くうえで学生さんに大切にしてほしいことはありますか?
山村さん:管理栄養士を目指し始めたときの初心を忘れないことですね。
管理栄養士は栄養指導をしたりメニューを考えたり、教える立場になることが多いですが、上から目線にならず、食べる人の気持ちに寄り添ってほしいと思います。
学生のうちに勉強はもちろん、様々な食に触れることをはじめ、幅広い経験をするのも大切かなと思います。
組合員さんへメッセージ
あかにー:最後に組合員さんへメッセージをお願いします!
山村さん:学生さんが約1年間かけて試行錯誤を繰り返し、9品の食材セットが完成しました。
ぜひ手に取ってもらえるとうれしいです。
9月4回、田尻さん考案『鶏肉ときのことひじきの炊き込みご飯』が注文できます!
田尻さん考案『鶏肉ときのことひじきの炊き込みご飯』が9月4回のカタログで登場します。
アイチョイスで取り扱いのある「あいち煮物つゆ」を使ったこの炊き込みご飯。
彩りも良く、家族みんなでおいしくいただけことまちがいなしです◎
2023年度に始まった金城学院大学とアイチョイスの食材セットコラボ企画。
アイチョイスの管理栄養士・山村さんの後輩たちへ対する思いから始まり、ついに2回目のコラボを無事実現することができました。
調理中にできるだけ手間を減らせるよう工夫されたメニューづくり。
そして栄養バランスや彩り、野菜の大きさから形。
すべてにおいて学生さんたちが細部まで手を抜かずにこだわられたからこそ、アイチョイスも自信を持って販売することができています。
今後も、コラボメニューはカタログに登場する予定です!
ぜひ学生さんたちががんばって作った食材セットを手に取ってみてくださいね。
👇この記事を書いた人
※こちらの記事は、2024年9月13日「みっくすなっつ」に投稿された内容です。
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