ほんとに合うのはどっちだろ。
相性。
「自分と似ている人がいい」
いや「自分とは違う個性がある方がいい」
結構論議する内容ですよね?
あたしは正直、どっちでもいいと思います。自分の心がその人に惹かれたんだから。
もう年齢とか職業とか年収とか家庭環境とか。そんなのどうでもいい。あまつさえ、性別だってどうでもいい。
「あなたの魅力にあたしは惹かれました。」
あたしのなかではこれだけでいい。これだけに向かいたい。
けれど、一応心理学の本を読むと、結果的には「結婚するなら、長く付き合うのなら、自分とは違う個性を持った相手」の方がよくて、まだ恋愛を遊びのようにしているなら「自分と似ている相手」を選択するのがベターらしい。
あたしの話になるが、あたしの好きな人はあたしと違ってちょっと人の心とかに鈍感なタイプかもしれない。
「人の気持ちなんてわかんねーもん」
「人と深く関わったことなんかない」
こんな中二病を拗らせているようなタイプ。
人の心に常に敏感なあたしとは全然違う。
職場が一緒だったので、「人の気持ちがわかんなくてこの仕事やるの!?」とケンカしたこともあるぐらい。
キツいことを普段は絶対人に向けないあたしにここまで言われる人もなかなかいない。
でも彼の仕事に対する情熱や知識、経験などはやはりスゴかったから。
ただやっぱりどっかで人を人とみないというか扱わないというか。そういうところが見え隠れする。
そのあなたの「わかんねー」をあたしが補ってあげたかったのだ。
あたしにはその能力がある。ただあなたのように特殊技術やその場の状況を冷静に判断する能力。それはあたしには欠けている。
だから一緒にいたかったのだと思う。惹かれたのだと思う。
関係が近くなれば近くなるほど挨拶も出来なくなる。「ありがとう」や「ごめんね」も言えなくなる。そんな面倒くさい、ざっくりと言えばちょっと社会的にダメなやつ。
あなたの「そこ」とあたしの「ここ」が合わされば最強だと思ったのに。
彼はあたしを必要としない。
だからあたしはそろそろさすがに「好きだった人」にしようかと思っている。
まあ、ただの片思い談義はこのくらいにして。
人はもちろん、自分と同じところがある人に惹かれやすい。
けれどそれはきっかけに過ぎないのであって、それから深く付き合っていけば絶対違うところは出てくる。
その自分とは違うところを「そーゆー考え方もあるんだね」とお互いにどこまで受け入れられるか。
それが良く長く付き合う秘訣かなーとまとまりにならないようなまとまりを無理やり終わらせようとする、みっくすむーんであった。
おわり。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。